芸能

バイク事故のケンタロウに“もうひとりの母”栗原はるみが支援

 TOKIO・国分太一(38才)と共演する人気料理番組『太一×ケンタロウ 男子ごはん』(テレビ東京系)など多くのレギュラーを持っていたケンタロウさん(39才)は、今年2月4日午後11時30分ごろ、首都高を大型バイクで走行中に転倒。そのはずみで、高さ1mほどの側壁を乗り越え、約6m下の一般道路に転落し、両脚と頭蓋骨を骨折する重傷を負った。

 その容体は想像以上に深刻だった。

「全身の怪我だけでなく、脳挫傷を負ってしまい、その影響か、言葉もあまりうまく話せない状態のようです」(ケンタロウさんの知人)

 何度かの手術の後、現在はリハビリに励む毎日だという。

 ケンタロウさんの母親で料理研究家の小林カツ代さん(74才)も2005年8月、くも膜下出血で倒れて療養中であり、小林家は今、二重の苦しみの中にあるといっても過言ではない。だが、そんな小林家のために手を差しのべる人がいた。

 それは“料理本のアカデミー賞”といわれる『グルマン世界料理本賞』で、日本人で初めて大賞を受賞したことのある人気料理家・栗原はるみさん(65才)だ。

 はるみさんは、1973年に元キャスターの栗原玲児氏(79才)と結婚し専業主婦をしていたが、36才のとき一念発起、料理家として活動を始めた。現在では長女の友さん(37才)、長男の心平さん(33才)も料理家として活躍している。栗原家は、小林家と同じ“料理家一家”なのだ。

 ケンタロウさんは2009年4月からは『スッキリ!!』(日本テレビ系)のはるみさんのコーナー、『はるみキッチン』に月に1回出演している。

 番組では、ふたりが交互に料理を披露していくのだが、はるみさんは自分の料理を、「うまいなー」と言いながら食べるケンタロウさんをいつも母親のような眼差しで優しく見つめていた。

 はるみさんは、いつしか彼のことを、“もうひとりの息子のような存在”と公言するようになっていた。一方のケンタロウさんも同じように、カツ代さんが病床に伏せっている今、はるみさんを“もうひとりの母”のように思っていた。親子のような関係のふたり。それだけに、2月の事故は、“母親”はるみさんにとっても、大きな衝撃だった。

「カツ代さんも倒れている今、はるみさんは“自分が何か小林家にできることはないか”とずっと考えていたそうです」(前出・知人)

 そのひとつが前述した『男子ごはん』へのゲスト出演だった。

 ケンタロウさんは事故にあった後、事実上降板。今年4月から7月までの間、『男子ごはん』では毎回ゲストを呼んでいたが、はるみさんも2度、ゲストとして出演を果たしている。そのとき作った料理は、ケンタロウさんの大好きな“唐揚げ”。彼にまた食べてもらう日が来ることを願って選んだメニューだった。

 そして8月からは、はるみさんの長男・栗原心平さん(33才)がケンタロウさんの後任としてレギュラー出演するようになった。  「オファーがあったとき、心平さんは引き受けるか迷っていたみたいです。でも、はるみさんが“ケンタロウくんが戻ってくるまでという気持ちでやってみたら”と後押ししたんだと思いますよ」(前出・知人)

※女性セブン2012年10月4日号

関連記事

トピックス

二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
4月3日にデビュー40周年を迎えた荻野目洋子
【デビュー40周年】荻野目洋子 『ダンシング・ヒーロー』再ヒットのきっかけ“バブリーダンス”への感謝「幅広い世代の方と繋がることができた」
週刊ポスト
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
小野寺さんが1日目に行った施術は―
【スキンブースター】皮下に注射で製剤を注入する施術。顔全体と首に「ジュベルック」、ほうれい線に「リジュラン」、額・目尻・頰に「ボトックス」を注入。【高周波・レーザー治療】「レガートⅡ」「フラクショナルレーザー」というマシンによる治療でたるみやしわを改善
韓国2泊3日「プチ整形&エステ旅行」【完結編】 挑戦した54才女性は「少なくとも10才は若返ったと思います!」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン