ライフ

美スネの大敵 皮脂分泌機能低下する粉ふき肌対策を識者指南

粉ふき肌対策をして、冬でも目指せ「美スネ」!

 10月から11月になると、湿度が50%を切る日が増えてくる。空気がカラカラになる冬に向けて肌のトラブルも増えるので、早めに対策しておきたいところだ。肌の乾燥対策というと、まっ先に“顔”が挙げられるが、実は脚のトラブルに悩む女性が多いのだという。現状とその原因について『池田模範堂』くすり情報室の永松卓也さんはこう語る。

「30~40代女性にアンケートを実施したところ、乾燥がもっとも気になる部位として“スネ”を挙げる人が60%と圧倒的に多かったんです。症状としては、スネが乾燥して粉が吹いたりひび割れる“粉ふき肌”になる、ストッキングを脱いだり履いたりするときに、皮膚がポロポロと剥けたりする、などです。年齢とともに皮脂分泌機能が衰えるので、肌は乾燥しやすくなります。特にスネの部分は、もともと皮脂分泌腺が少ないので、特に症状が目立ちやすいのです」

 気温が低下して血行が悪くなることも、乾燥や冷えなどのトラブルを招く一因のようだ。永松さんは続ける。「冬は手、足、耳など体の末端部分の血行が、悪くなりやすいんです。血行が悪いとその部分に栄養や酸素が行き届かず、細胞に元気がなくなります。また、肌のバリア機能も衰えるので、寒さや風など外部からの刺激にも敏感になり、トラブルを起こしやすくなります」

 肌の乾燥は、女性にとってつらい“むくみ”にもつながると語るのは美容ライターの宇野ミナコさんだ。「足など体の末端の血流が悪くなり代謝が鈍ると、水分の排出が滞るので、むくみにつながります。また、冬は夏に比べて筋肉を動かす機会が減るため、余分な水分が脚にたまってしまし、むくみの原因にもなります」

 では、乾燥や冷えなど、脚のトラブルをケアするにはどうしたらよいのだろうか。スネのカサカサや粉ふき肌など、主に乾燥が原因で起こるトラブルに大切なのは、何よりも保湿。簡単にできるケアを、永松さんと宇野さんに教えてもらった。

【1】石鹸でゴシゴシ洗わない
 入浴時に石鹸をナイロンタオルやブラシに泡立て、ゴシゴシと洗っている人が多いのですが、洗い過ぎは禁物。皮膚を落とし過ぎ、乾燥を招きます。石鹸の使用は週2~3回程度でよく、お湯で洗うだけでも十分汚れは落ちます。

【2】室温は上げ過ぎず、加湿器を併用
 室温を上げ過ぎると体から水分が奪われ、乾燥の原因になるので、冬でも暖房は20度くらいに設定するのがベスト。加湿器も併用しましょう。

【3】入浴後、ただちに保湿クリームをぬる
 脚も顔と同様で、水分を与えた後にクリームなどで保湿するのが理想。ケアのおすすめは、お風呂上がり。入浴後は、肌にたっぷりと水分を与えたのと同じ状態なので、すぐにクリームなどで保湿すると効果的です。

 忙しいとき、外出前の緊急時には、お助けアイテムの活用が効果的。乾燥とむくみを同時にケアする「着圧ニーハイレッグウオーマー」(サンハーティネス香産)や、米ぬかの天然美容成分を練り込んだ繊維を使用し、保湿性が高く、足にやさしくフィットする「素肌にチュッ!歩くぬか袋」(鈴木靴下)など、履きながらケアできるアイテムも充実しつつある。池田模範堂からは、粉ふき肌を修復する「リペアクトクリーム」も登場。タイツやブーツで脚を隠すことが多い冬でも、やっぱり魅せられる“美スネ”を目指したい。

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト