(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
セ・リーグでは巨人を含め他球団の追随を許さず独走した阪神だが、日本シリーズはソフトバンクに完敗した。第2戦からの4連敗での終幕を受け、江本孟紀氏(78才)、中畑清氏(71才)、達川光男氏(70才)による本誌・週刊ポスト名物企画「ENT座談会」を開催。阪神とソフトバンクが戦った日本シリーズについて、大物OBが語り尽くした――。【全3回の第1回】
「セのチームが弱すぎたから」
中畑:日本シリーズは2戦目の阪神の先発起用が勝敗を分けたね。
江本:デュプランティエが2回途中7失点KO。起用自体に問題はないと思うけど、短期決戦は一つの失敗で流れがガラリと変わるから難しい。
達川:才木(浩人)を先発させなかったのは、藤川(球児)監督が相手エースのモイネロにぶつけるのを避けようとしたとも言われとるよね。ノムさん(野村克也氏)がようやりよった作戦。でも結局は3戦目が才木×モイネロになったから読み違えたのかもしれんね。
中畑:何より阪神は5番の大山(悠輔)が悪すぎて、打線が完全に切れてしまった。2点しか取れない打線じゃ勝てないよ。逆にソフトバンクは山川(穂高)の働きで打線に厚みが増した。大山と山川の違いが大きかったな。
江本:大山は本塁打よりタイムリーを打つタイプだから、山川と比べるのはおかしいでしょ。
中畑:いや、大山は自分のことをホームランバッターと思っているのよ。技術はあるんだから一発狙いの意識を変えればいいんだけど、できないんだよな。何も考えていないのかもしれないね。はっきり言えないけど。
達川:もうはっきり言ってますよ(笑)。
江本:第5戦で絶対的リリーフの石井大智から柳田(悠岐)が同点2ランを放ったのも大きかった。
