2013年最初のクールのドラマは佳作・良作が目白押し。なかでも、日曜夜8時からのNHK大河ドラマ『八重の桜』と、夜9時からのTBS日曜劇場は久しぶりに2本続けてドラマを見ているという人も多いのではないだろうか。
そのうち、綾瀬はるかがヒロインをつとめる大河ドラマ『八重の桜』は、初回21.4%から視聴率を落とし、その後は18%台を推移している。「もう少し伸びてもいいはずだが……」とNHK関係者の間からは歯ぎしりの音が聞こえてくる。
コラムニストの今井舞氏の意見は手厳しい。
「綾瀬さんは文句なくかわいい。それを再認識できるドラマなのは間違いないのですが……。なんかどこかで見たな、ってデジャブ感があるんですよね。コレラが流行り始めたり、大沢たかおが出てくるんじゃないかって。そう、『JIN-仁-』の時とまるで雰囲気が変わらない(笑い)」
とはいえ現場の雰囲気は至って良好のようだ。現場での綾瀬は「オヤジキラー」ぶりをいかんなく発揮している。
「共演している西田敏行さんは“はるかちゃ~ん”ともうメロメロ。1日2時間で10日間も練習した成果があって、長刀姿も堂に入っているし、普段から会津弁を話すなど役作りに余念がない。彼女は本当に“愛されキャラ”ですよ」(NHKスタッフ)
ただし共演者どうしの仲が良すぎることを懸念する声も。
「綾瀬さんは、『JIN』の時も相手役の大沢たかおさんと噂になりましたからね……。今回も共演者とスキャンダルが出やしないかと不安がる声もあるようです。特に兄役の西島秀俊さんとはカメラが回ってなくても“八重”“兄ちゃん”と呼び合っている。西島さんは今回役作りのためにマッチョな体を作り上げて女性ファンの間で大人気ですからね。NHKとしては、2人の関係がこれ以上深まらないことを祈るばかりです(笑い)」(前出・NHKスタッフ)
※週刊ポスト2013年2月15・22日号