国内

安倍首相 体のため自宅で使用できる放射性物質吸入器を信頼

 2007年に健康問題で首相を辞任した安倍晋三首相だが、今再び、その健康を不安視する声が官邸スタッフから漏れている。きっかけは、2月中にも予定される首相公邸への引っ越しだった。官邸関係者が語った。

「首相公邸は現在改装中で、安倍首相は2月以降に引っ越す予定です。その改装後の公邸に、ある健康装置を持ち込みたいと首相が強く主張しているんです」

  その健康装置とは、放射性物質ラドンの吸入器である。安倍首相は2年前から、この装置を自宅で使用しているという。

  ラドンは岩盤や地下水から大気に放出される自然界の放射性物質である。これを水蒸気に付着させる形で吸入させ、血液を介して全身に循環させようとするのがラドン吸入器だ。

「微量ながら放射性物質を放出する装置です。設置場所などを巡って官邸の事務方と協議が続けられているそうです」(前出・官邸関係者)

  装置の販売メーカーによれば、ラドンを吸入することで免疫力が高まり、呼吸器疾患や肝障害や糖尿病への治癒効果が期待できるという。 「本来は医療施設に販売する専門機器です。個人が購入する場合、1台100万円近くかかるのではないか」と医療関係者は語る。
 
 ただし、ラドンの人体への作用やメカニズムは医療関係者の間で不明な点が多い。安倍首相に近い永田町関係者は、「常時、そんな装置に頼らざるを得ないほど首相は健康に不安を抱えているのか、と周囲は心配している」と語る。

  6年前の第一次政権時、安倍首相は持病の潰瘍性大腸炎の悪化がもとで総辞職を余儀なくされた。首相降板後は様々な治療法や新薬を探し、実践したという。なかでも、自宅で手軽に使用でき、副作用の心配がないとされるラドン吸入器に信頼を置いていた。

※週刊ポスト2013年2月15・22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン
谷本容疑者(35)の地元を取材すると、ある暗い過去があることがわかった(共同通信)
「小学生時代は不登校気味」「1人でエアガンをバンバン撃っていた」“異常な思考”はいつ芽生えたのか…谷本将志容疑者の少年時代とは【神戸市・24歳女性刺殺】
NEWSポストセブン
ロシアで勾留中に死亡したウクライナ人フリージャーナリスト、ビクトリア・ロシチナさん(Facebook /時事通信フォト)
脳、眼球、咽頭が摘出、体重は20キロ台…“激しい拷問”受けたウクライナ人女性記者の葬儀を覆った“深い悲しみと怒り”「大行列ができ軍人が『ビクトリアに栄光あれ!』と…」
NEWSポストセブン
大谷の「二刀流登板日」に私服で観戦した真美子さん(共同通信)
「私服姿の真美子さんが駆けつけて…」大谷翔平が妻を招いた「二刀流登板日」、インタビューに「今がキャリアの頂上」と語った“覚悟と焦燥”
NEWSポストセブン
V-22オスプレイ
《戦後80年・自衛隊の現在地をフォトレポート》中国軍の脅威に対抗する「南西シフト」の最新装備 機動的な装輪車、射程が伸びた長距離ミサイル
週刊ポスト
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《お腹にそっと手を当てて》ひとり娘の趣里は区役所を訪れ…背中を押す水谷豊・伊藤蘭、育んできた3人家族の「絆」
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
《前科は懲役2年6か月執行猶予5年》「ストーカーだけでなく盗撮も…」「5回オートロックすり抜け」公判でも“相当悪質”と指摘された谷本将志容疑者の“首締め告白事件”の内幕
NEWSポストセブン
硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン