ビジネス

8億円利益あげたFX主婦トレーダー 2015年には$1=120円も

 なんと1か月で1億円以上! 活況を呈する株式マーケットでは、桁違いの額の利益を上げる投資家が現われ始めている。「アベノミクス・ドリーム」を実現しつつあるFX主婦トレーダー・池辺雪子氏に話を聞いた。

 * * *
 私は2000年からはじめたFX(外国為替証拠金取引)でこれまで8億円以上の利益を上げました。欧米のメディアは、相場を動かす日本のFX投資家をミセス・ワタナベと呼んでいましたが、私もその1人かもしれません。このアベノミクス相場でも1000万円を超える利益が出ています。

 私の手法で特徴的なのは中長期的な相場の動きをテクニカル分析で捉えることです。それにより、アベノミクス相場が始まる前から長期的な円安相場の到来は想定していました。

 過去の米ドル円相場の長期チャートを分析すると、4~5年周期で円高・円安局面が交互にやってくることがわかります。また、米大統領選が行なわれた翌年は、平均で年10円程度の円安になることから、昨年来、いつ円安局面に転じてもおかしくない状況でした。

 加えて、日本で消費税が導入される、または引き上げられるときには大幅な円安が起きます。導入時の1989年4月からは26円、税率が5%へ引き上げられた1997年4月からも26円、それぞれ一気に円安になりました。日本の消費税は2014年4月に8%へ、2015年10月に10%へ上がる。現時点から25円程度の円安となれば、15年には1ドル=120円程度になる計算です。

 そういった中長期の予測が立てられれば、「損切りをしない」トレードが可能になります。

 多少相場が反対に動いて含み損が発生しても維持できるポジションをとっておけば、相場が予測通りに動いた時点で含み損が解消され、やがて利益が乗ってきます。

 中長期の予測に基づけば、今後は単純なトレードほど有効です。豪ドル円、カナダドル円、南アランド円といった、米ドル円とトレンドが同じで、値動きがより大きい通貨ペアもトレードして、より多くの利益を上げるようと考えています。

※週刊ポスト2013年4月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

米倉涼子の“バタバタ”が年を越しそうだ
《米倉涼子の自宅マンションにメディア集結の“真相”》恋人ダンサーの教室には「取材お断り」の張り紙が…捜査関係者は「年が明けてもバタバタ」との見立て
NEWSポストセブン
地雷系メイクの小原容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「家もなく待機所で寝泊まり」「かけ持ちで朝から晩まで…」赤ちゃんの遺体を冷蔵庫に遺棄、“地雷系メイクの嬢”だった小原麗容疑者の素顔
NEWSポストセブン
渡邊渚さん
(撮影/松田忠雄)
「スカートが短いから痴漢してOKなんておかしい」 渡邊渚さんが「加害者が守られがちな痴漢事件」について思うこと
NEWSポストセブン
平沼翔太外野手、森咲智美(時事通信フォト/Instagramより)
《プロ野球選手の夫が突然在阪球団に移籍》沈黙する妻で元グラドル・森咲智美の意外な反応「そんなに急に…」
NEWSポストセブン
死体遺棄・損壊の容疑がかかっている小原麗容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「人形かと思ったら赤ちゃんだった」地雷系メイクの“嬢” 小原麗容疑者が乳児遺体を切断し冷凍庫へ…6か月以上も犯行がバレなかったわけ 《錦糸町・乳児遺棄事件》
NEWSポストセブン
11月27日、映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を鑑賞した愛子さま(時事通信フォト)
愛子さま「公務で使った年季が入ったバッグ」は雅子さまの“おさがり”か これまでも母娘でアクセサリーや小物を共有
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)は被害者夫の高羽悟さんに思いを寄せていたとみられる(左:共同通信)
【名古屋主婦殺害】被害者の夫は「安福容疑者の親友」に想いを寄せていた…親友が語った胸中「どうしてこんなことになったのって」
NEWSポストセブン
高市早苗・首相はどんな“野望”を抱き、何をやろうとしているのか(時事通信フォト)
《高市首相は2026年に何をやるつもりなのか?》「スパイ防止法」「国旗毀損罪」「日本版CIA創設法案」…予想されるタカ派法案の提出、狙うは保守勢力による政権基盤強化か
週刊ポスト
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《累計閲覧数は12億回超え》国民の注目の的となっている宮内庁インスタグラム 「いいね」ランキング上位には天皇ご一家の「タケノコ掘り」「海水浴」 
女性セブン
米女優のミラーナ・ヴァイントルーブ(38)
《倫理性を問う声》「額が高いほど色気が増します」LA大規模山火事への50万ドル寄付を集めた米・女優(38)、“セクシー写真”と引き換えに…手法に賛否集まる
NEWSポストセブン
ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
《再スタート準備》中居正広氏が進める「違約金返済」、今も売却せず所有し続ける「亡き父にプレゼントしたマンション」…長兄は直撃に言葉少な
NEWSポストセブン