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茂木健一郎氏 東京五輪開会式「世界のゆるキャラ行進」提案

 9月7日(日本時間8日)、2020年夏季五輪の開催地が決定するが、東京五輪招致が決まれば気になるのが開会式。ロンドン五輪では007のジェームズ・ボンドとエリザベス女王の共演などが話題を呼んだが、東京五輪はどうなるのか。脳科学者の茂木健一郎氏に予想してもらった。

「海外に行くたびに驚くのが日本のサブカルチャーの力です。ロンドン五輪にならって、宮崎駿監督の演出でスタジオジブリのトトロやねこバスが天皇陛下をエスコートしたらどうでしょう。

 それと、いまは『ゆるキャラ』ブームだから、各都道府県のゆるキャラに加えて、世界各国のゆるキャラたちもデザインして、選手団の先頭を歩かせるのも面白い。大人も子供も楽しめる日本文化の魅力を最大限に伝えてほしいです」

 一方、コアなアニメファンのなかで期待が高まっているのが、大友克洋監督のSFアニメ『AKIRA』の再現。実は『AKIRA』の設定は2020年東京五輪の前年なのだ。

「五輪会場は最初から朽ち果てていて、聖火ランナーは金田のバイク。分かる人だけ分かればいい!」(『AKIRA』ファンの男性)

 世界的にも有名な作品ゆえ、秘策としてはアリか。

※週刊ポスト2013年9月13日号

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