ライフ

米大学教授 子供のマイナーな名前は無教養な母が命名と断言

 ダイアモンド☆ユカイが双子の長男を「頼音(らいおん)」、次男を「匠音(ショーン)」と命名し、元オセロの松嶋尚美が長女に「空詩(らら)」と名付けるなど、有名人の子供のキラキラネームが話題になっているが、世界に目を向けても同じ現象が起こっているようだ。

 人気ラッパーのカニエ・ウエストは、モデルのキム・カーダシアンとの間に生まれた長女に「ノース」と命名。「ノース・ウエスト」という、航空会社のような命名に世界中からツッコミが入った。

 一方、娘にやたら長い名前をつけたのが、映画『キル・ビル』などで有名な女優ユマ・サーマン。「ロザリンド・アルシャ・アルカディナ・アルタルネ・フロレンス」と、もはや落語の「寿限無寿限無……」の域である。

 こうした命名について、米シッピンズバーグ大学教授のデイビッド・カリスト氏は、大規模な調査の結果、変わった名前と少年の非行との関連を指摘している。

「名前が犯罪を引き起こす直接的な原因になるわけではありませんが、非行少年の名前の分布と非行のない少年の名前の分布を比較すると、よりメジャーな名前のほうが非行率が低いことがわかりました。また、マイナーな名前を持つ少年は、恵まれない環境で育っていることが多いということも判明したのです。私がはっきりといえるのは、マイナーな名前の多くが、無教養な母親から与えられているという点です」

 また、アメリカと同じく英語圏のニュージーランドでは、相次ぐ命名問題に頭を悩ませた政府が今年に入り「Lucifer(悪魔)」や「Anal(肛門)」「4Real(マジで)」といった命名の却下を発表。ドイツでも「ウイスキー」や「インベーダー」などの命名を拒否している。

※週刊ポスト2013年10月4日号

関連記事

トピックス

石破茂・首相の退陣を求めているのは誰か(時事通信フォト)
自民党内で広がる“石破おろし”の陰で暗躍する旧安倍派4人衆 大臣手形をバラ撒いて多数派工作、次期政権の“入閣リスト”も流れる事態に
週刊ポスト
1999年、夏の甲子園に出場した芸人・とにかく明るい安村(公式HPより)
【私と甲子園】1999年夏出場のとにかく明るい安村 雪が降りしきる母校のグラウンドで練習に明け暮れた日々「甲子園を目指すためだけに高校に通った」 
女性セブン
クマ外傷の専門書が出版された(画像はgetty image、右は中永氏提供)
《クマは鋭い爪と強い腕力で顔をえぐる》専門家が明かすクマ被害のあまりに壮絶な医療現場「顔面中央部を上唇にかけて剥ぎ取られ、鼻がとれた状態」
NEWSポストセブン
小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン
ジャーナリストの西谷格氏が新疆ウイグル自治区の様子をレポート(本人撮影)
《新疆ウイグル自治区潜入ルポ》現地の人が徹底的に避ける「強制収容所」の話題 ある女性は「夫は5年前に『学習するところ』に連れて行かれ亡くなりました」
週刊ポスト
会見で出場辞退を発表した広陵高校・堀正和校長
《海外でも”いじめスキャンダル”と波紋》広陵高校「説明会で質問なし」に見え隠れする「進路問題」 ”監督の思し召し”が進学先まで左右する強豪校の実態「有力大学の推薦枠は完全な椅子取りゲーム」 
NEWSポストセブン
起訴に関する言及を拒否した大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ハワイ高級リゾート開発を巡って訴えられる 通訳の次は代理人…サポートするはずの人物による“裏切りの連鎖” 
女性セブン
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン