「今年6月20日には番組史上最高の15.6%をマークし、TBSでも有数の高視聴率番組となりました。ただ、7~8月は一時期、数字が落ち込みました。番組内容として、壮絶な闘病生活などを毎週のようにメインに持ってくるため、視聴者が重く感じ始めたのかもしれません」(同前)
7月18日は<美白美容家・佐伯チズ 真っ黒な過去…親に捨てられ指切断…夫が急死…自殺未遂…号泣>で視聴率9.3%、8月1日は<小野ヤスシ壮絶がん死 残された年下妻…号泣 親友加藤茶との約束><女優安奈淳うつ病告白>で8.4%、8月15日<芸能史の謎…松尾和子 自殺か事故死か…長男覚醒剤逮捕…借金7億 今夜死の真相が解禁>で9.6%と視聴率1ケタも珍しくなかった。
制作サイドもこれを受けてか、9月に入ってからは軽めの内容を扱うようになり、5日は12%、12日は11.6%と再び視聴率が2ケタで安定し始めている。昨今、タレントの能力に頼りきった番組が目立つが、『爆報』は芸能人が主役になりつつも、作り手の努力がにじみ出ている番組だと評価する声もある。テレビ局関係者が話す。
「『あの人は今』のような扱いで出ることを嫌がる芸能人は本当に多いんです。それなのに、『爆報』では、他番組に出てこなかった芸能人やこれまで告白してこなかった内容が毎週のように特集されている。6月には、覚醒剤所持で逮捕された元JAYWALK中村耕一の執行猶予満了時に密着していましたが、こんなシーンは他の番組ではまず見られない。
そのウラでは、スタッフが何度も足を運んで、芸能人を説得しているんです。交渉力の賜物ですよ。かなりの労力がかかっているようですが、そのぶん視聴率として跳ね返ってきている。やはり、制作側がちゃんと努力すれば、数字に現れるんだなと感じています」