芸能

アラフォーSMAPの衰えぬ人気 20年前からの視聴者が継続支持

 依然として国民的な人気を誇っているSMAP。20年目に突入した『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)は現在も2ケタの視聴率を獲得し、木村拓哉主演の連続ドラマ『アイムホーム』(テレビ朝日系)は全話平均視聴率14.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)のヒット作となった。8月30日には、国民的人気番組であるNHK『のど自慢』の70年記念スペシャルにゲスト出演した。

 最年少の香取慎吾が38歳、ほかのメンバーは40代に突入し、アイドルと呼ばれる年齢をとうに過ぎているにもかかわらず、変わらない人気を誇っている。その理由について、テレビ局関係者はこう分析する。

「個々のメンバーが歌、ドラマ、バラエティに対応できる素晴らしい能力を持っている。これは大前提としてあります。ただ、SMAPの人気が続いている背景には、テレビの視聴者層が高くなっているという要因もあるのではないでしょうか。テレビの世代別視聴率を見ると、アニメなど一部の番組を除けば、30代後半以上の女性が占める割合が圧倒的に高い。SMAPのファン層と合致するわけです。

 10代、20代は男女ともに、熱心にテレビを観ている層ではない。もちろん、録画していたり、オンデマンドでチェックしていたりする可能性はあるでしょう。でも、いまだにテレビ界は、オンタイム至上主義。そうなると、どうしても30代後半以上に合わせた番組作りをせざるを得なくなる。そのなかで、SMAPは重要なタレントとなっているのです」

 7月に発表された、NHK放送文化研究所の調査「日本人とテレビ」によれば、1985年の調査開始以来、初めてテレビの視聴時間が短くなったことが判明した。「テレビをほとんど、まったく見ない」層は20代で16%にまで上り、前回調査の2010年と比べ、倍増した。

 この若い世代のテレビ離れとSMAP人気の持続には大いに関係があるという。別のテレビ局関係者が語る。

「昔は、10代や20代が視聴者の主流でした。SMAP がデビューし、人気が出てきた1990年代は確実にその傾向がありました。今は当時の視聴者層の年齢が、そのままスライドした形になっている。反面、今の10代や20代はテレビに夢中にならなくなっているし、人口自体も減少している。また、モノを買わないので、CMを出す広告主も、若い世代をターゲットにしづらい。テレビは30代後半以上を対象とするメディアになりつつある」

関連記事

トピックス

日本中を震撼させた事件の初公判が行われた
【絶望の浴室】瑠奈被告(30)が「おじさんの頭持って帰ってきた」…頭部を見た母は「この世の地獄がここにある」 ススキノ事件初公判
NEWSポストセブン
ギリシャ訪問を無事終えられた佳子さま(時事通信フォト)
佳子さま、ギリシャ訪問時のファッション報道がフィーバー「北風と太陽」注目されるプリンセスの動向
NEWSポストセブン
容疑者
《ススキノ・ホテル殺人》初公判で判明した「瑠奈ファースト」な一家の歪み「母親が書いた奴隷誓約書」「父親はドライバーさん」
NEWSポストセブン
【初主演海外ドラマが続編決定】山下智久、ワールドワイドな活躍を支える「夜遊びやめてジム通い」「家族による万全のサポート」
【初主演海外ドラマが続編決定】山下智久、ワールドワイドな活躍を支える「夜遊びやめてジム通い」「家族による万全のサポート」
女性セブン
愛子さま
愛子さま、近い立場で他愛のない話をできるのは佳子さまだけ 「どこのコスメを使われているのですか?」と真剣に相談も
女性セブン
小学館が公表した「調査報告書」より抜粋
ドラマ『セクシー田中さん』脚本家の交代要請は妥当だったのか 小学館調査報告書のポイント
NEWSポストセブン
黒柳徹子のミュージアムができる
【人生の集大成】黒柳徹子の“ミュージアム”が軽井沢に建設中 計画をリードするのは“ビーズ界のカリスマ”
女性セブン
“渡される側”のリアルを明かす田原総一朗氏(写真/共同通信社)
【証言・官房機密費】田原総一朗氏が明かす“渡される側”のリアル 和服の女性が渡した紙袋に入っていた「100万円の封筒が10個」
週刊ポスト
世界で活躍する真田
【全文公開】真田広之がサシ飲みでエール 俳優転身の次男・手塚日南人が明かす“知られざる離婚後の家族関係”
女性セブン
手指のこわばりなど体調不安を抱えられている(5月、奈良県奈良市
美智子さま「皇位継承問題に口出し」報道の波紋 女性皇族を巡る議論に水を差す結果に雅子さまは静かにお怒りか
女性セブン
兄弟
《愛情秘話》平野紫耀&莉玖兄弟、病気を乗り越え育ててくれた母への感謝「頑張っているのは親のため」「ダンスに関しては厳しかった」
女性セブン
高橋一生&飯豊まりえ
福山雅治&吹石一恵、向井理&国仲涼子、高橋一生&飯豊まりえ…「共演夫婦」の公私にわたる絶妙なパワーバランス
女性セブン