次世代車両のセグウェイは公道での規制緩和も進みつつある


 各社が強化する原付バイクの開発競争で、人気は再燃するのか。

「4月から軽自動車税が増税になり、軽自動車の販売台数が徐々に下がってきている中、経済性や機能性、デザイン性の面で原付バイクが再び脚光を浴びる乗り物になることは十分に考えられます。

 しかし、原付バイクは事故が多くて危ないという認識を持っている人も多いですし、短距離移動の次世代モビリティ(車両)を考えれば、電動アシスト自転車以外でも、三輪バイクのトライクや『セグウェイ』といった電動立乗二輪車、超小型EV(電気自動車)など、今後の普及が見込まれるライバルも多い。販売台数の回復はそう簡単ではありません」(前出・福田氏)

 ただでさえ若者のクルマ離れが進む中、まずは免許を持っていないユーザーに原付バイクの新しい魅力をどれだけ伝えられるかが、復権の大きなカギを握るだろう。

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