「自分の夫が不倫をしているのを奥さんが知り、自分を選ぶか不倫相手を選ぶか迫ったところ、奥さんには“不倫相手と別れる”と言ったようです。しかし、夫は、一向に別れてこない。業を煮やした妻が、夫を問い詰めたところ、“彼女が別れるなら死ぬと言ってるから、もう少し時間がかかる”“会社にばらすと言われているから、彼女が落ち着くまで待って”と。夫の相談に同伴というより、いよいよ埓があかないと思った奥さんが連れてきた感じでした」(堀井さん)
この男性は、不倫相手と修羅場になってまで別れたいと思っていない。だからこそ、不倫相手に対して強く別れたいとは言わないので、関係がずるずる続いている。
「だからといって、この男性は奥さんと離婚することも望んでいない。どちらに進むことも、いばらの道。目先の心の安定を優先して、何も決断しない。一緒に弁護士事務所に行って奥さんの気持ちが落ち着くならそれをする。
依頼を受けて不倫相手と別れる方法を提案して、奥さんの前では依頼に前向きな様子でしたが、相談後、彼から、“まずは自分でやってみるから待ってほしい”と連絡がきましたが、その後進展はありません」(堀井さん)
※女性セブン2016年2月18日