紫外線が増えて髪や頭皮のダメージが気になるこの季節。シャンプーの後に髪のケアをする「ヘアトリートメント剤」の違いをご存じだろうか? 似たものと思っていたら大違い。リンスは手触り、ヘアマスクは集中補修など目的が違う。
その違いは、以下のとおり。すべて根元につけず毛先に塗布を。下に行くほどダメージの強い髪の人におすすめだ。
■リンス
主成分はカチオン界面活性剤。濡れてマイナスの電気を帯びた髪に塗布することで、髪がプラスマイナスゼロに。指通りや手触りをよくして、静電気を防ぐ。
■コンディショナー
リンスよりコンディショニング成分(油分)が多めなので、しっとりとした仕上がり。ダメージヘアに悩む層のニーズで、リンスよりメジャーになった。
■トリートメント
主成分のカチオン界面活性剤が髪の表面に吸着。ポリペプチドなどの補修成分やトリートメント成分が内部に浸透して、髪の内側からダメージを修復する。
■ヘアマスク・パック
基本はトリートメントと同じだが、ダメージ補修や髪の栄養素を補うなど目的に応じたケア成分の配合率を高めたもの。集中的に作用させる機能が充実している。
※女性セブン2016年4月28日号