「オンエアでは数秒でしたが、あの時、香取さんは本気で泣き出してしまったんです。バラエティーのイロハもわからず、メンバーと苦楽を共にした昔の記憶がよみがえり、感極まったようです。SMAPの思い出は、彼にとってもかけがえのないものだったのでしょう」(別のテレビ関係者)
4対1となり修復不可能だといわれていたメンバーだったが、ここに来て何があったのか。SMAPと縁深い音楽関係者が明かす。
「SMAPの契約は毎年9月で1年ごとの更新です。次の1年はどうするか、どんな仕事をしていきたいかを話し合う。今年も各メンバーと事務所が話し合ったようです。解散発表後、今後の仕事のあり方にメンバーも不安を持っていました。来年1月1日以降“元SMAP”になった後もどういうスタイルで仕事をしていくかクリアになったようです。メンバーそれぞれが納得のいく形で。
霧が晴れたといいますか、自分たちの先行きがハッキリしたことで、残りの少ない時間、わだかまりを抱えたまま過ごしても仕方がないと、ある意味開き直り、気持ちをリセットすることができたんでしょう」
分裂騒動以降、メンバーは行き場のない不安、やり場のない怒りを常に抱えてきた。ギスギスした空気は、それゆえに生まれたものだった。未来が描けるようになった今、メンバー間でも各々の“その後”を尊重し合い、壁も取り払われつつあるという。
「問題解決に奔走したのは、中居さんでした。解散後も、誰とでもわだかまりなく活動できるよう各所に頭を下げて回ったそうです。
結果、あれだけの大騒動とは思えぬほどの円満な着地点になったようです」(前出・音楽関係者)
※女性セブン2016年11月10日号