素性が知られると大騒ぎになる可能性もあるが、当の本人は堂々としたもので、お客さんにも“いらっしゃいませ”と自ら元気よく声をかけていた。

「B’zの稲葉(浩志)さんの奥さんが来店して“○○ちゃん!”と話しかけた時には、周囲はヒヤヒヤとしたそうです。家族ぐるみの仲なんですってね。お昼休みには毎日手作りお弁当を持ってきていて、スタッフみんなと囲んでいたみたいです」(別の事情を知る関係者)

 食事の作法一つとっても「しつけの厳しさ」が見えたという。驚いたのはスマートフォンを持っていなかったことだ。

「緊急連絡用にとPHSを持っていたそうです。今どきの都会育ちの15才でスマホを持っていないのは珍しいですよ。ある時は店員との雑談でEXILEの話になったのですが、自宅でテレビ番組を見る機会がほとんどないようでEXILEのメンバーの名前をまったく知らず、それにも周囲が“マジ!?”と驚いたそうです(笑い)」(前出・別の関係者)

 出勤時に必ず楽器を持参し、仕事を終えると迎えの車でレッスンに直行。そんな長女が将来の夢についてこう語っていたという。

「“将来はフルート奏者になりたい。来年にはフランスへ音楽留学に行きたい”と言っていたそうです。両親と一緒ではなく、ひとりでの海外留学。日本語と英語だけでなく、フランス語もペラペラというので語学の心配はないのでしょうが、芯が強そうだったと感嘆していました」(前出・関係者)

 両親の思いをしっかり受け止め将来を見据えているようだ。長女の夢の話には続きがあった。

「“もし音楽家になれなかったら、声優になりたい”と話したそうです。実はワンピースをはじめアニメ好きみたい。でも、冗談ぽく、“声優がダメだったら、女優かな~”と言ったときには、みんな思わずウンウンとうなずいてしまったそうです」(前出・関係者)

 当初、インターンは2週間の予定だったが、彼女の希望で1か月に延びた。店員からは「また一緒に働きたい」と評判で、彼女は今も時折お店に顔を出しているという。

※女性セブン2017年1月1日号

関連記事

トピックス

前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
中日に移籍後、金髪にした中田翔(時事通信フォト)
中田翔、中日移籍で取り戻しつつある輝き 「常に紳士たれ」の巨人とは“水と油”だったか、立浪監督胴上げの条件は?
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン