しびれを切らした記者が「部下に話を聞いてから今日の会見に臨むべきでは」と問うと、石原氏は「いや、聞く時間がなかったでしょ、私は」と開き直った。小池氏から質問書が届いてから、実に5か月も経っている。
ビートたけしは4日、テレビ番組で「困ったときのボケたふり」とズバリ。次男の石原良純さえも「準備不足」と苦笑せざるを得なかった。老兵の決闘の相手に指名された小池知事のコメントは余裕綽々だった。
「あの世代のかたたちは『武士(もののふ)』とか『侍』とかおっしゃるが、違和感を持ちます」
「新事実がいろいろと出るかと思いましたが、よくわかりませんでした。せっかくの会見だったのに残念です」
精神科医の片田珠美氏は石原氏の精神状態を、こう分析する。
「自分の言いたいことだけを言いたい。都合の悪いことには答えたくない。批判は受けたくない。特権意識が強く、自分勝手です。石原さんは、イギリスの政治家で神経科医のデービッド・オーエン氏が『傲慢症候群』と名づけた典型のように見えます。権力の座に長くいるとなる人格障害の一種です」
来たる百条委員会には「“病欠”するのでは」という噂も流れ始めた。
※女性セブン2017年3月23日号