一方で、今季は期待の“高卒”捕手・森友哉(21、西武)、原口文仁(25、阪神)が、それぞれ打撃を買われて外野手、ファーストにコンバートすると報道された。有望な若手キャッチャーが育たないのではないか、という懸念を聞くと、こんな答えが返ってきた。
「キャッチャーの成長の場は日本シリーズ。リードはからきしだと思っていた阿部慎之助(38、巨人)も、日本シリーズを経験してからは見違えるように成長した。短期決戦での1球の大切さ、重みを経験したからこそだろう。『優勝の陰に大投手あり』とはよくいわれるが、俺は『優勝の陰に名捕手あり』だと思っている。なんで巨人は阿部にキャッチャーをやらせないのかねェ」
※週刊ポスト2017年4月14日号