2000年代に入ると、各社のキャンギャル起用は縮小していく。現在は繊維、ビール関係をはじめ終了している企業も多い。
「経済的な事情が一番でしょうが、新たなスターの発掘という役割を負えなくなってきたことも大きい。今やオーディションをせずとも、ネットを通じスターが生まれる時代ですから」
だが近年は、新人ではなく予め知名度の高いタレントが起用される一方、水着メーカーを中心に新潮流も起こっている。
「久松郁実、朝比奈彩のようなモデル兼グラドルの“モグラ”の登場です。キャンギャルをきっかけに女性向けの雑誌モデルを務め、男女双方から人気を集めていく。憧れに加え、身近で親しまれる存在に変化している」
※週刊ポスト2018年4月20日号