芸能

『イッテQ!』騒動に優しいネットの声、日テレとフジの差

116祭り「全リスト」【その1】(○は本誌が確認できた祭りで、×は存在が確認できなかった祭り)

 週刊文春が火をつけた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の「やらせ疑惑」。第1弾は11月8日発売号で取り上げた、2018年5月20日に放送されたラオスの「橋祭り」。第2弾は、11月15日発売号が報じた2017年2月12日に放送されたタイの「カリフラワー祭り」だ。

 また、NEWSポストセブンでは、11月15日に「『イッテQ!』の全祭りを検証、11個が存在を確認できず」という記事を配信。2007年3月4日に祭りの企画は開始し、祭りの総数は116あった。存在が確認できなかった祭りは、2013年3月3日の「水瓶祭り」(タイ)を皮切りに以後5年間で11個あった。その内7個がタイだった。

 同番組は18日の放送回の冒頭で謝罪テロップを流したが、その中には「視聴者のみなさまに疑念を抱かせご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫び申し上げます」「一部の『祭り』において開催実績や開催経緯などの説明に誤りがありました」とあった。そして、祭り企画については一時休止となった。

 当初の報道以来、「面白いので構わない」といった声はファンを中心に多かったが、今回の日テレの謝罪と一時休止発表により「それぐらいいいだろ…許してやれよ」や「バラエティーのやらせ位、許してやれよ。どこまで不寛容なんだ」といった擁護意見も多数書き込まれている。さらにはツイッターでは「#イッテQいつも楽しい笑いをありがとう」というハッシュタグも作られ、同番組への激励のコメントが次々と書き込まれている。

◆大規模なフジテレビデモの影響も?

 2013年10月20日に放送された『ほこ×たて』(フジテレビ系)では、ラジコンカーをめぐるものだったが、「やらせ」が当事者から明かされた。「やらせ」の中身は違うが、2011年1月に開始した同番組の打ち切り時の空気と比べれば、ネットの声はあまりにも優しいと感じるのはネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。

「『ほこ×たて』はガチな闘いであることがウリだっただけに、あの時の視聴者の怒りは凄まじかった。しかし、もう一つあったのが『フジテレビはすっかり嫌われテレビ局』になっていた、というのも影響していたのではないでしょうか。日テレは『24時間テレビ』以外ではそれほど嫌われてはいません。ネットって『何をするか』よりも『誰がするか』が許すか許さないかの基準になったりもします。普段から評判のよい日テレだったから、今回はあまり叩かれなかったようにも感じられます」

 フジテレビが嫌われる大きなきっかけとなったのが2011年8月のこと。「韓流を流し過ぎる」としてフジテレビに対して5000人規模のデモが発生した。これを機に「ウジテレビ」などと揶揄の言葉を入れつつ、ネット上ではフジテレビ叩きが一つのブームのようになっていった。以後次々とフジテレビの疑惑めいたものが探す流れも発生。

関連記事

トピックス

主演映画『碁盤斬り』で時代劇に挑戦
【主演映画『碁盤斬り』で武士役】草なぎ剛、“笠”が似合うと自画自賛「江戸時代に生まれていたら、もっと人気が出たんじゃないかな」
女性セブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
電撃閉校した愛知
《100万円払って返金は5万円》「新年度を待ったのでは」愛知中央美容専門学校の関係者を直撃、苦学生の味方のはずが……電撃閉校の背景
NEWSポストセブン
遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜の罪で親類の女性が起訴された
「ペンをしっかり握って!」遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜……親戚の女がブラジルメディアインタビューに「私はモンスターではない」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン