芸能

K-POPの戦略、世界を目指すハイレベルな競争・教育・待遇

BTSはYouTubeでの動画配信をフル活用してグローバルな存在に(写真/GettyImages)

 オーディション番組『Nizi Project』から誕生したガールズグループ・NiziUが大ブレイクしている。そのプロデューサーを務めるのは、TWICEを送り出したJYPエンターテインメントの創業者であるパク・ジニョン(J.Y.Park)だ。

 パク・ジニョンは、『Nizi Project』の中で、K-POPアーティストを夢見る日本人の少女たちに、「ぼくは歌手という仕事が世界中の仕事の中でいちばん特別な仕事じゃないかと思っています」と声をかけた。

 外出自粛中、『Nizi Project』にどハマりしたという50代の女性はこう話す。

「どのチャンネルも新型コロナの深刻な問題ばかり報じる中、10代の女の子たちが夢に向かって努力する姿は本当に励まされました。パクさんの温かい言葉に思わず涙が出ることもありました」

 朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)の1コーナーとして放送されたオーディションの様子は回を重ねるごとに大反響を呼び、デビューした「NiziU」の初MV(ミュージックビデオ)は、YouTube公開からわずか1か月で約7000万回もの再生数を叩き出した。「日本人」のアーティストとしては驚異の再生回数だが、K-POPでは当然の結果ともいえる。「スポーツソウル」日本版編集長を務める慎武宏さんはこう話す。

「韓国は市場が小さいこともあり、芸能事務所はつねに世界を意識してきました。最初はSMエンターテインメントが日本の市場をターゲットにしてBoAや東方神起を送り出していましたが、EXOでアジア圏まで広げた。その後、アメリカを意識したYGエンターテインメントは、PSYの『江南スタイル』で、2か月で1億回再生という成功をおさめました。K-POPは早い時期からすべての楽曲をYouTubeで配信し、世界中にファンを増やす努力をしてきた結果です」

関連記事

トピックス

あごひげを生やしワイルドな姿の大野智
《近況スクープ》大野智、「両肩にタトゥー」の衝撃姿 嵐再始動への気運高まるなか、示した“アーティストの魂” 
女性セブン
OZworldの登場に若者が殺到した
《厳戒態勢の渋谷ハロウィン》「マジで両方揉まれました」と被害打ち明ける女性…「有名ラッパー」登場で一触即発の乱闘騒ぎも
NEWSポストセブン
天海のそばにはいつも家族の存在があった
《お兄様の妹に生まれてよかった》天海祐希、2才年上の最愛の兄との別れ 下町らしいチャキチャキした話し方やしぐさは「兄の影響なの」
女性セブン
川村
【北海道・男子大学生死亡】脚には「龍のタトゥーシール」…逮捕された川村葉音容疑者(20)の同級生が明かす「暴力的側面」と「恋愛への執着心」
NEWSポストセブン
満を持してアメリカへ(写真/共同通信社)
アメリカ進出のゆりやんレトリィバァ「渡辺直美超えの存在」へ 流暢な英語でボケ倒し、すでに「アメリカナイズされた笑い」への対応万全
週刊ポスト
ライブペインティングでは模様を切り抜いた型紙にスプレーを拭きかけられた佳子さま(2024年10月26日、佐賀県基山町。撮影/JMPA)
佳子さま、今年2回目の佐賀訪問でも弾けた“笑顔の交流” スプレーでのライブペインティングでは「わぁきれい!うまくできました!」 
女性セブン
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)、(右はインスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】逮捕された交際相手の八木原亜麻容疑者(20)が高校時代に起こしていたトラブル「友達の机を何かで『死ね』って削って…」 被害男性は中学時代の部活先輩
NEWSポストセブン
木曽路が“出禁”処分に(本人のXより)
《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン
東京・渋谷区にある超名門・慶應義塾幼稚舎
《独占スクープ》慶應幼稚舎に激震!現役児童の父が告白「現役教員らが絡んだ金とコネの入学ルート」、“お受験のフィクサー”に2000万円 
女性セブン
佳子さまの耳元で光る藍色のイヤリング
佳子さまが着用した2640円のイヤリングが驚愕の売れ行き「通常の50倍は売れています」 地方公務で地元の名産品を身につける心遣い
週刊ポスト
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)(インスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】 「不思議ちゃん」と「高校デビュー」傷害致死事件を首謀した2人の女子大生容疑者はアルバイト先が同じ 仲良く踊る動画もSNS投稿
NEWSポストセブン
いわゆる“ガチ恋”だったという千明博行容疑者(写真/時事通信フォト)
《18才ガールズバー店員刺殺》被害者父の悲しみ「娘の写真を一枚も持ってない。いま思い出せるのは最期の顔だけ…」 49才容疑者の同級生は「昔からちょっと危うい感じ」
女性セブン