芸能

三田寛子は最強の梨園の妻? 天然キャラと裏腹なしたたかさ

梨園では”超勝ち組”と称される三田寛子

 厳しいしきたりと、複雑な人間関係の上に成り立っている歌舞伎界。その世界で、“超勝ち組”と称されているというのが三田寛子(54才)だ。

 三田は1991年に当時の三代目中村橋之助(現在の中村芝翫)と結婚。3人の男児を出産し、現在はそれぞれ中村橋之助、中村福之助、中村歌之助を襲名、歌舞伎俳優として活躍している。

 女性セブン2020年10月29日号では、三田寛子と長男橋之助の近況が報じられている。橋之助は現在、祇園の元芸姑Mさんと交際中。しかし、三田が2人の結婚に反対しているということから、長男は三田の元を離れ、父・芝翫の実家に身を寄せているというのだ。

 まさに“厳格な梨園の妻”を体現する三田。ネット上では、〈古くからのしきたりにも精通し お姑さんとの仲も良い理想の妻〉、〈テレビで見せる微笑みの裏に強さを感じますね〉、〈3人の男の子を育て3人とも歌舞伎役者にしたのは凄い功績だと思う〉などの意見があった。ほんわかしたテレビでのイメージとは裏腹に、“強い女性”、“理想の妻”、“厳格な母”といった印象を抱く人が多いのだ。

 そんな三田について、エンタメ業界に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう話す。

「2016年に、中村芝翫を襲名する直前の当時の橋之助さんが、芸姑との不倫を報じられた際、三田さんは“夫婦で反省しております”と謝罪しました。自分に否があるわけでもないのに、三田さんがしっかり謝ったことで、不倫騒動はそこまで大きくならなかったと言われています。三田さんの対応で、傷を最小限に食い止めたということです。この騒動で三田さんの株が上がったのは間違いないでしょうね」

 当時、バラエティー番組のキャスティング会議では、頻繁に三田の名前が挙がっていたという。制作会社関係者はこう話す。

「天然ボケ的なコメントもできるし、梨園の妻という特殊なキャラクターもある。さらには夫の不倫騒動でのすばらしい対応での話題性もある……ということで、トーク番組やバラエティー番組のゲストとしては、これ以上ない存在だったんです。番組ゲストの候補として、よく会議で名前が出ていて、それこそ“時の人”といったような形で、大ブレイクするのではないかと言われていましたよ」

 三田は継続してテレビに出演しているが、必ずしも“バラエティー番組で大ブレイク”というものではなく、“適度の出演”といった印象だ。

関連記事

トピックス

あごひげを生やしワイルドな姿の大野智
《近況スクープ》大野智、「両肩にタトゥー」の衝撃姿 嵐再始動への気運高まるなか、示した“アーティストの魂” 
女性セブン
天海のそばにはいつも家族の存在があった
《お兄様の妹に生まれてよかった》天海祐希、2才年上の最愛の兄との別れ 下町らしいチャキチャキした話し方やしぐさは「兄の影響なの」
女性セブン
満を持してアメリカへ(写真/共同通信社)
アメリカ進出のゆりやんレトリィバァ「渡辺直美超えの存在」へ 流暢な英語でボケ倒し、すでに「アメリカナイズされた笑い」への対応万全
週刊ポスト
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)、(右はインスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】逮捕された交際相手の八木原亜麻容疑者(20)が高校時代に起こしていたトラブル「友達の机を何かで『死ね』って削って…」 被害男性は中学時代の部活先輩
NEWSポストセブン
ライブペインティングでは模様を切り抜いた型紙にスプレーを拭きかけられた佳子さま(2024年10月26日、佐賀県基山町。撮影/JMPA)
佳子さま、今年2回目の佐賀訪問でも弾けた“笑顔の交流” スプレーでのライブペインティングでは「わぁきれい!うまくできました!」 
女性セブン
木曽路が“出禁”処分に(本人のXより)
《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン
東京・渋谷区にある超名門・慶應義塾幼稚舎
《独占スクープ》慶應幼稚舎に激震!現役児童の父が告白「現役教員らが絡んだ金とコネの入学ルート」、“お受験のフィクサー”に2000万円 
女性セブン
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)(インスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】 「不思議ちゃん」と「高校デビュー」傷害致死事件を首謀した2人の女子大生容疑者はアルバイト先が同じ 仲良く踊る動画もSNS投稿
NEWSポストセブン
佳子さまの耳元で光る藍色のイヤリング
佳子さまが着用した2640円のイヤリングが驚愕の売れ行き「通常の50倍は売れています」 地方公務で地元の名産品を身につける心遣い
週刊ポスト
いわゆる“ガチ恋”だったという千明博行容疑者(写真/時事通信フォト)
《18才ガールズバー店員刺殺》被害者父の悲しみ「娘の写真を一枚も持ってない。いま思い出せるのは最期の顔だけ…」 49才容疑者の同級生は「昔からちょっと危うい感じ」
女性セブン
100キロウォークに向けて入念に準備をする尾畠さん
85歳になった“スーパーボランティア”尾畠春夫さん、「引退宣言」の真相を語る「100歳までは続けたい」と前言撤回の生涯現役宣言
週刊ポスト
騒動があった西岩部屋(Xより)
《西岩親方、19歳力士の両親を独占直撃》「母と祖母が部屋を匿名誹謗中傷」騒動 親方は「幹希の里は覚悟を決めて書いた」と説明
NEWSポストセブン