しかし、陸に上がった海の王子はスキャンダルとバッシングにまみれてしまった。母親と元婚約者の金銭トラブルでは「結婚詐欺」とか「遺族年金不正受給」と叩かれ、沈黙を破って反論文書を発表すれば「謝らない人」と嫌われる。『週刊ポスト』の報道によれば、この7月にも留学先のニューヨークから帰国して記者会見を開くと見られているが、よほどのどんでん返しがない限り、秋篠宮皇嗣が言う「多くの人が納得して喜んでくれる状況」は訪れそうもない。反論文書で述べたような「自分たちは悪くない」という主張を繰り返せば、ますます国民から「皇族の結婚相手にふさわしくない」とそっぽを向かれるだろう。
「秋篠宮さまが、紀子さまとの楽しいデートコースに娘たちを連れて行った時、心に残るその場所をいつか娘たちも伴侶になる男性と訪れてほしいと願っていたかもしれません。しかし、眞子さまと小室さんはマリンパークを訪れてはいない。秋篠宮ご夫妻も自分たちの思い出の地を勧めなかったのでしょう。そして9月には閉館。秋篠宮さまの夢は実現しそうにありません」(前出の宮内庁記者)
昔日と変わらない美しい海と、老朽化して取り壊される日を待つマリンパークの対比は残酷だ。両親から引き継いだはずの娘の恋物語は、ハッピーエンドの舞台にたどり着く前に幕を下ろしてしまうのだろうか。