食べ過ぎたらこうじクレンズでデトックス
管理栄養士の野崎ゆみこさんは、食べすぎたときや胃が重たいときに、こうじ水を使ったクレンズドリンクを飲むという。
「こうじ水は、お酒やみそなどで使われる米麹を水に一晩漬けたもの。麹はたんぱく質の一種で、酵素がたっぷり含まれています。また、糖質の消化促進を促すアミラーゼや、老化防止や疲労回復効果のあるプロテアーゼ、代謝を燃焼させるリパーゼが多く含まれており、ダイエットやアンチエイジングにはもってこいです」(野崎さん・以下同)
そのほか、腸内環境を整える菌も含まれている。
「善玉菌の代表格の乳酸菌やビフィズス菌が豊富なので、腸内環境も整い、便通がよくなってデトックス効果があります」
こうじ水はそのまま飲んでもいいが、ハーブやレモンを加えるなど、さまざまな味のアレンジができる。
「私は毎朝コップ一杯のこうじ水を飲んでいます。また、日中の水分補給もこうじ水。野菜や果物と一緒にスムージーにすると、酵素とビタミン類が手軽に摂れるので、朝食にスムージーを飲むこともあります。
食べすぎたときは、次の食事をこうじ水にチアシードやレモン、オリゴ糖を入れたドリンクのみにして、摂りすぎた糖や脂肪を燃やします。胃腸も休まり、空腹感も戻ってきます」
●レモンチアシードこうじ水の作り方
【1】水500mlに米麹50gを入れて一晩置き、こうじ水を作る。
【2】こうじ水200mlに対し、レモン汁とオリゴ糖各大さじ1、チアシード小さじ1を加えてよく混ぜる。
「レモン汁の代わりに黒酢を混ぜてもおいしいです」(野崎さん)
【プロフィール】
野崎ゆみこさん/管理栄養士。麹クリエイター、インナービューティープランナーとしても活躍し、ダイエット指導も数多く行う。著書に『美人をつくる! 毎日の「こうじ水」』(光文社)。