結婚するんだって思える運命的な人に出会ったら結婚
山田:ファンとしては、結婚していただいて構いません……という気持ちと、いや、やっぱり、しないでほしいという気持ちがないまぜになって。
稲垣:う〜ん……、「どうぞ結婚してください」って言われるのもサビシイんだよね〜。逆に「結婚しないで」って言われると、「何、言ってんだよ!いくつだと思ってるんだよ」って言いたくなっちゃう……。アマノジャクなんでね、ぼくも(苦笑)。趣味が合う女性と時間を共有したいっていう想いもあるけれど、「条件ありきで結婚すると失敗する」って、『不可避〜』にゲストで見えた“伝説の仲人さん”がおっしゃってたでしょ?
山田:37年で1267組を成婚へと導かれた橋本きよみさんですね。訪ねてこられた結婚志望者に理想のタイプをお聞きにならないというのは驚きました。条件ありきで結婚すると失敗する。奥義は「好みのタイプとは違う人をあえて紹介する」と……。
稲垣 目からウロコだよね。趣味が合うとか、そんなことよりも、出会った瞬間に「この人と結婚するんだ」とビビッてくるとおっしゃっていた。結婚について、ずいぶん考えさせられた時間だったことは確かだけれど、ぼくの根底にあるのは「結婚したいとは別に思ってない」だからねぇ(苦笑)。
とはいえ、今後自分の人生であるのかなぁと思わないワケではないし、いつも言っていることだけれど、人生、何があるかわかんない。ほんとに明日するかもしれないし、明日、誰かに出会うかもしれないし、ぼくはたまたま、そういう相手に巡り合っていなかったというだけ。“いままで”を否定するワケでは決してないんだけれどね。
山田:“いままで”ではなく、吾郎サンの“これから”に期待しちゃいます。お正月は、お休みできたんですか?
稲垣:できましたよ。でも、『ななにー』(『7.2新しい別の窓』Abema TV)が新年早々からあったしね。
山田:その『ななにー』では、吾郎サンのご自宅に「暗室」があるとか、かかとを削るやすりがあるとか、ちょっとしたプライベートが垣間見えることに、そそられます。まだまだコロナ禍が続きますが、どのような毎日なんですか?