今年8月には宮城野親方(元前頭・竹葉山)が65歳の定年を迎え、後継者として部屋持ち親方になる見込みだ。
「弟子の育成に注力する立場になるが、相撲協会では弟子の出世と師匠の出世はほとんど関係ない。むしろ、白鵬が出世レースで稀勢の里を抜くには、ファンの好感度アップが必須条件のひとつ。中継解説を稀勢の里以上に面白く見せられるのか、白鵬の話しぶりに注目です」(若手親方)
現役時代の実績では短命横綱に終わった稀勢の里を圧倒する白鵬だが、引退後はむしろ追いかける立場。人気獲得のための今後の言動が見ものだ。
※週刊ポスト2022年5月27日号