手を合わせた昭恵さん

手を合わせた昭恵さん(写真は8月1日)

 安倍氏が亡くなる2週間前にも昭恵さんはパワースポットを訪れていた。

「奈良の最強パワースポットとされる天河神社です。芸能の神として人気を博し、ミュージシャンの細野晴臣さんや堂本剛さん、宗教学者の中沢新一さんら多くの著名人が参拝しています。昭恵さんはこの神社でお祓いを受けたのち、さらに和歌山の高野山を訪れて祈祷を受けたそうです。高野山では『ロシアとウクライナの戦争解決のため、主人が活動するのはよいことでしょうか』と高僧に尋ねたといいます」(前出・昭恵さんの知人)

 さらに遡れば、新型コロナの流行初期で日本中が危機感を強めていた2020年3月、当時の首相だった安倍氏がコロナに関する緊急会見を開いた翌日に、昭恵さんは大分県のパワースポットである宇佐神宮を知人ら50人で参拝し、のちに国会で安倍氏が釈明する事態を招いた。前出・安倍家の知人が呆然とした表情でつぶやく。

「これまでは『いまはよくない』『それはやめておけ』と晋三さんがはやる妻を諫めていましたが、いまとなっては昭恵さんを止められる身内が誰もいません。洋子さんも匙を投げて、『昭恵さんには何も任せられない。もうあの子をこの家には置いておけませんね』と周囲にこぼしており、“追放”をほのめかしているのです」

 安倍夫妻が住んだ東京・富ヶ谷の自宅は洋子さんが4分の3、安倍氏の兄の寛信さんが4分の1を所有し、昭恵さんの持ち物にはならない。また、法的には昭恵さんが安倍氏の資産の3分の2を相続する権利があるが、逆に言えば、相続のメドが立てば、昭恵さんと安倍家をつなぐ紐帯は消えてなくなる。

「秋の国葬や来年4月とされる補欠選挙を待って昭恵さんは自分の行き先を決めるだろうとの声が大きいですが、彼女も自分の立場はわかっているはず。このままでは、もっと早い段階で安倍家を去ることになるかもしれません」(前出・昭恵さんの知人)

 冒頭の安倍家の墓参り。墓前に手を合わせて深々とお辞儀をしたのち、昭恵さんはさっと振り返って前を向いた。すでに彼女のなかでは、決別の覚悟ができているかのようだった。

※女性セブン2022年8月18・25日号

関連記事

トピックス

氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
AKB48の元メンバー・篠田麻里子(ドラマ公式Xより)
【完全復帰へ一直線】不倫妻役の体当たり演技で話題の篠田麻里子 ベージュニットで登場した渋谷の夜
NEWSポストセブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
《大谷は誰が演じる?》水原一平事件ドラマ化構想で注目されるキャスティング「日本人俳優は受けない」事情
NEWSポストセブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害男性は生前、社長と揉めていたという
【青森県七戸町死体遺棄事件】近隣住民が見ていた被害者男性が乗る“トラックの謎” 逮捕の社長は「赤いチェイサーに日本刀」
NEWSポストセブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
パリ五輪への出場意思を明言した大坂なおみ(時事通信フォト)
【パリ五輪出場に意欲】産休ブランクから復帰の大坂なおみ、米国での「有給育休制度の導入」を訴える活動で幼子を持つ親の希望に
週刊ポスト