時同じくして、そんな“魔性の女”が力を入れたのが、彼女が主宰する「異業種ネットワーク」なるものだった。
「離婚後、おひとりさまとなった早瀬さんは老後を寂しく暮らすことがないよう、2015年からサークル活動をするノリで異業種ネットワークを主宰し、いろいろなかたと知り合うパーティーを開催した。集う人たちは当然、『早瀬久美』を知っているのですから、自然と彼女のファンクラブのようになっていました。羽振りのいい男性なんかもいてプライベートでも交流するようになっていったようです」(前出・芸能関係者)
活動は、旅行、ゴルフ、カラオケなど多岐にわたった。そして、このサークルに参加していたのが、冒頭で早瀬と肩を並べて歩いていた男性・Aさんだった。
携帯画面にはハートのメッセージ
Aさんの家族の知人が声を潜めて振り返る。
「いまからちょうど6年前の2017年の春頃、Aさんは『ちょっと行ってくる』と言い残して家族と暮らす自宅を出て、それきり一度も帰っていないそうです。彼がいま一緒に暮らしているのが、早瀬さんなんです」
早瀬より10才ほど年下のAさん(62才)はITや通信などを扱う企業の副社長で、6才年下の妻・B美さん(56才)と3人の子供がいる父親でもある。Aさんと早瀬との出会いをきっかけに、平和な家庭はみるみる崩壊していったという。この様子を見かねたB美さんの知人が意を決して、本誌『女性セブン』に打ち明けた。
「私は子供たちが幼い頃からAさん家とは家族ぐるみで仲よくしてきました。それなのに、こんなことになるなんて。Aさんは家にいるときは子供思いのいいお父さんで、家族旅行にもよく行っていました。それがある時期からスマホの画面ばかりを見つめるようになったそうで……。あるとき、娘さんがチラッと携帯をのぞいたら、その画面はハートマークで埋め尽くされ、相手の女性らしき名前が書かれていたそうで……」
Aさんが家を出たのは、それからすぐのことだった。家族は何度も「なぜ家に帰ってこないのか」「早く帰ってきてほしい」と連絡を入れるも、Aさんは答えなかった。一方、何気なく子供たちに「食事に行こうか」と誘うこともあり、家族は困惑しきりだったという。
「B美は女性関係を怪しんで、すぐにAさんのフェイスブックを確認したそうです。そこで友達欄に『早瀬久美』という名前を見つけた。B美は早瀬さんはテレビ画面の向こうの人との認識だったので、最初は“まさか本人……!?”と半信半疑だったようです。
でも、真相を知らなければという一心でAさんや早瀬さんのSNSを検索すると、ファンクラブのイベントのような写真がたくさんアップされていて、その中にAさんと早瀬さんが仲よく写っている写真があったのを発見したようなんです」(前出・B美さんの知人・以下同)