「圭・修」は2001年に解散したが、その後も清水は仕事を維持していた。香坂はかつて清水について《パパは一家の大黒柱。感謝の気持ちはいつもあります。(中略)「アタリを引いた」と思っていますよ(笑い)》(『AERA ウィズ ベビー』2008年11月号)と語っていた。
“理想の家族”だった清水家だが、ここ数年は近隣住民も異変を感じ取っていたという。近隣住民が証言する。
「もうずいぶん清水さんの姿を見かけていません。駐車場に止まっていた彼の車も、いつの間にかなくなっていて…。以前はご家族でお出かけされたり、清水さんを香坂さんがお見送りされたりということもあったんですけど」
2012年に清水はアパレルや飲食をメインとした会社を設立し、自宅近くにカフェをオープン。順風満帆そうな私生活の裏側で、清水は坂道を転がり落ちるようにテレビの仕事を失っていった。
「2012年に唯一のゴールデンタイムの番組『アンビリバボー』のレギュラーから外されました。そして翌年には、先輩であり“遊び友達”の所ジョージさん(68才)の番組『所さんの世田谷ベース』(BSフジ)のレギュラー出演も終わりました」(別の芸能関係者)
所とは『アンビリバボー』でも共演。アメカジ、アメ車好きという共通点もあり、公私共に仲がよかったという。
「そんな仲なのに清水さんは『世田谷ベース』の裏番組に出演が決まるという“裏かぶり事件”を起こしたんです。同時刻に放送されるいわゆる“裏番組”に出演することは、視聴者が分散されるリスクがあるため、番組スポンサーが激怒するご法度行為。これが所さんの番組降板の理由といわれています。この頃からテレビでの露出はほぼなくなりました」(前出・別の芸能関係者)
また、2019年、吉本興業に闇営業問題が取り沙汰された際、清水は吉本側をブログで批判した。
「引き合いに出した体験が18年前だったことと、内々の出来事をブログに晒さらしたということで、吉本内外から清水さんに批判が殺到しました。彼の“孤立”はますます深まりました」(前出・芸能関係者)
芸能界の仕事が減る一方、カフェやアパレルショップは順調だという清水。だが、仕事のスタイルの変化は私生活にも影響を及ぼしたようだ。
「あれだけ仲のよかった夫婦でしたが、揃って外出する機会が減り、口論も増えていったそうです。清水さんが経営業務に重きを置くようになり、専業タレントとは異なるプレッシャーに晒されたことも一因かもしれません。
お子さんも大きくなったため別居を決意し、やがて離婚の話し合いが始まりました」(前出・香坂の知人)
家庭の主導権は清水が握っていたように見えたというが、財産分与をはじめとした離婚の動きは香坂が有利な形で進んでいったようだ。
「清水さんが設立した会社には香坂さんも取締役として名を連ねていましたが、2020年に辞任。同年に、清水さんが自宅の持ち分をすべて香坂さんに財産分与したんです。そして彼は家を出ていった。とはいえ清水さんの引っ越し先は自宅近くで、家族仲は最悪というわけでもない。大きく揉めることなく財産分与を終わらせたのは、香坂さんの鮮やかな手腕だと思いますよ」(前出・香坂の知人)
2022年4月、清水はブログ(削除済み)にて電撃引退を表明した。
《モチベーションがなくなったという 誠に個人的で勝手な理由です》
《ここからは本名の「しみずけいた」くんとして フツーのおっさんから、やがてフツーのおじいさんになるべく 地味に静かに、人生を過ごして行こうと決めました》