コア視聴率は局によって定義が微妙に異なるが、主に50歳未満の視聴者を指す。現在のテレビ局は消費活動の高い層を“コア”と呼び、その人たちに訴求する番組作りをすることで、多くのスポンサーの獲得を目指している。そのため、従来の“世帯視聴率”ではなく“コア視聴率”が重要なのだ。
「『ワイドナショー』の視聴率推移を見る限り、やはり松本さんは数字を持っているんだと話題になっています。昨年4月から隔週出演になっていましたが、今年3月までは出ている週も出てない週も、そんなに視聴率は変わっていませんでした。松本さんが隔週とはいえレギュラーだから、視聴習慣を保っていた人がかなりいたのだと思います。
でも、完全に降板してから、数字が落ちました。特にM2(男35~49歳)、F2(女35~49歳)の視聴率がだいぶ下がっています。例えば、4月2日はM2で『サンデージャポン』(TBS)に負けています。松本さんがいた頃は、負け自体がまずなかったし、倍以上の差をつけての勝ちも珍しくなかった。視聴者への影響力の大きさを改めて感じています」(前出・民放関係者)
出番の少ない『THE SECOND』の視聴率は高くなかったが、中心で回っていた『ワイドナショー』の数字は降板以降下がっている。中田は松本の出演に苦言を呈していたが、こうした現実を見る限り、テレビ界の松本に対する需要はまだまだ高いことがわかるだろう。