中田敦彦一覧

【中田敦彦】に関するニュースを集めたページです。

トルコでは猫に席を取られることもある(笑)。
ひろゆきと中田敦彦に背中を押されてトルコ移住の女性「会話中に携帯電話に出ると怒る日本人の矛盾」 【コロナ禍の海外移住者寄稿♯2】
 2021年のコロナ禍に海外移住を果たしたアラフォー女性・NATACOさんが地中海に面したトルコの都市、イズミルからお送りするエッセイ第2回。今回は、日本人には理解しにくいトルコ人の携帯電話の使い方をレポートする。世界で最も普及しているコミュニケーションツールだが、国が違えば、使い方も変化するようだ。【連載全5回中第2回】 * * *  今回、お話ししたいのは、「なぜトルコだったのか」という点です。先に結論を言ってしまうと「食と自然の豊かさに魅了されたこと」と「多くの日本人にとって最も移住しやすい国だった」からです。 そもそものきっかけは3年前の2019年、コロナ前のトルコ旅行でした。実はその頃、プライベートでトラブルを抱えていました。離婚問題です。長い離婚裁判の最中で、精神的に強いストレスを感じていました。落ち込んでいる私に友人が、「癒やされる場所」としてトルコ旅行をすすめてくれたのです。初めてトルコを訪れましたが、食事の美味しさと調理法を含めた料理の奥深さ、そして風光明媚な自然に圧倒され、一気に大好きな国となりました。 その後、世界中がコロナによってパンデミックとなり、「リモート」でのライフスタイルが当たり前に。ちょうど離婚が成立し自宅を出る必要に迫られたこともあり、気分を一新したくなった私は、「オンラインで何でもできるし、トルコに住みたい」と思い立ち、地中海気候で暖かい沿岸に位置するイズミルにコロナ禍に引っ越しを決断したのです。 背中を押してくれる存在もいました。考え方が好きな二人です。「2ちゃんねる」創設者で現在はフランス・パリに住む西村ひろゆき氏、そして2021年3月にシンガポールに移住したお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」のあっちゃんこと中田敦彦氏に影響された、ということもあります。 ひろゆき氏の好きなところは、日本人なのに日本贔屓なところが一切なく、そもそも誰の味方でもなく、ニュートラルに現実を淡々と言い放つところです。そして、どの見解も見事に「ごもっとも」と言わざるを得ず、毎度、気持ちいいぐらい論破されてしまっています。そしてあっちゃんも同様に説得力がある人です。言葉だけで語るのではなく、実際に自分で行動を起こして自分が経験したことを分かりやすく、面白くシェアしてくれる。 彼らは日本では賛否両論ある人ですが、それは彼らに他の人にはない行動力、決断力があって、「自分はこう思う」ということを忖度なく言い切るからだと思います。一方で、多くの日本人は自分の考えを示すことが苦手で、「他人に反論されたら嫌、間違っていたら恥ずかしい」と思いがち。私はひろゆき氏のように弁が立つわけではないので、真似はできませんが、自分が言いたいことを言い、やりたいことをやる、という姿勢は参考になりました。私も彼らのように行動をして、私の人生を豊かに生きようという考えにたどり着いたのです。  トルコに渡ったのは昨年6月。想像以上にかんたんでした。まずコロナ禍でありながら、「外国人の観光目的での渡航可」「隔離期間なし」だったこと。日本人は3か月以上の滞在でビザが必要になりますが、ビザ取得に関する入国管理局での面接もそれほど難しいものではありませんでした。 先にトルコに住んでいる先輩たちに聞くと、その昔は1年滞在ビザを発行してもらうためには、銀行口座に家賃の6か月分以上の預金が入っていなければならない、といった条件があったそうです。しかし、昨年の6月にはそうした「資産要件」がなかったのです。実際、ある程度の資産がなければ長期滞在は許可されないという資産要件のある国は少なくありません。ひろゆき氏やあっちゃんのように資産を持つ人なら問題ないのでしょうが、裕福ではない私にとって、トルコは資産要件がほぼなかったことも重要なポイントの一つでした。 ただ、ビザを取るための必要書類集めから、記入まで、トルコ語が分からないとかなり厳しいです。トルコに長期で住みたい人向けに、ビザを取得するための代理店などが近年できたそうで、私はミスを避けたかったため、そんな代理店にお願いをして書類を揃えてもらい、面接に挑んだのが良かったのかもしれません。 これらはあくまでも昨年の6月時点の話です。制度は毎年のように変わり、個人によってもビザ取得の難易度は変化します。昨年は資産要件がなく観光ビザ1年を取得できましたが、今年の5月より新しい要件ができたと聞いていますので、興味のある人は調べてみてください。 さて、そうした条件面で私に合っていたということもありますが、何より「人」という面でも日本人に合っています。トルコの人々を知れば知るほど心優しい人柄に、心を揺さぶられます。一見面倒なことでも、「今忙しいから」、または「時間がない」などと一切言わず、人が困っていたら、ひとまずできる、できない関係なく、助けようとします。 ある時、私が道に迷って近くにいたトルコ人に道を尋ねたところ、気づいたら周りに10人くらい集まって「どうしたどうした」と、「何か手伝えることはないか」と、人が集まったことがありました。そして「言葉が通じないと大変だろうから」と、私が行きたい場所までわざわざ連れて行ってくれたのです。これが特別なことではなく、当たり前の光景。親日家というのも関係あるのかもしれません。 尋ねた場所が相手の知らない場所なのに「その場所知ってるよ!」と、目的地とは違った場所を教えてくれたり、到着すると違う場所についていたりするのも、トルコあるある(笑い)。とにかく助けたい。その気持ちと優しさを十分に感じることができるので、憎めません。 そして街を歩いていると、野良猫、野良犬の多さに驚きます。街の住民が毎日ご飯とお水を上げているのです。中には野良犬用に小屋を買ってあげる人もいて、生活の一部に彼らの存在が常にあります。聞いたところによれば、トルコは猫と犬の殺処分ゼロという希少な国なんだそうです。 スーパーやコーヒーショップの店内に猫がいるのも日常茶飯事。店内で猫の「お昼寝」に遭遇し、癒やされたことは何度もあります。最初は慣れない光景に驚きと癒しが混合していましたが、「生命」をありのままに受け入れ、動物と共に生きているトルコの人々の暮らし方が、自然により近いと感じるようになり、今では驚くどころか、生活の一部に犬や猫が常にいる日常がとても心地よく感じています。 幸せに感じる生活の中でも、なかなか慣れずにストレスを感じていることがあります。それはトルコ人の携帯電話の使い方。人と会って対面で話している最中、携帯電話が鳴ると、どんな話の途中であれ、中断し携帯電話に出る人が多いんです。「ちょっとごめんね!」とか、「すみません、ちょっと電話に出ますね」なんていう謝罪が一つもない。とにかく電話が最優先。相手と会話の最中でもトルコの方々はすべての電話に応答するため、一緒に1時間お茶をしても実際に話せたのが20分ほどなど、よくあることです。トルコの方に、「電話が鳴ったら、必ず応答するのね」と不思議そうに言ったところ、「電話が鳴っていて応答しない理由がある?」という返事でした。目の前の相手が不快に思うという考えはなさそうです。 友人は「携帯電話っていつでも繋がれるものでしょ? だから出なきゃ」と悪びれる様子は一切ない。いつでも遠くの誰かと繋がれるコミュニケーションツールが、目の前の人とのコミュニケーションを妨害するかもしれない、そう考えてしまう日本人の価値観のほうがおかしいのでしょうか。少なくとも友人が握りしめるiPhoneは、いつでも誰とでも繋がれるわけで、携帯電話としての機能を最大限に発揮しているのは事実。こういうとき、ひろゆき氏ならきっと「携帯電話を持つ以上、出られるときは出るのが普通なのでは」とあっさりと理解を示しそうな気がしています。私はまだひろゆき氏の価値観には程遠いようです。 【プロフィール】 NATACO/ 1983年東京都生まれ。食に造詣の深い祖父と父の影響もあり食の世界へ。現在、グルメメディアの公認料理家、フードブランドプロデューサー、企業向けレシピ提供など、枠にとらわれない食のフィールドで活動中。コロナ渦の中、自宅でひろゆき、中田敦彦、メンタリストDaiGoらのYouTubeを見て、「やりたいことは実現ができる」と影響を受ける。2021年から生活の拠点をトルコのイズミルに移し、現在“トルコ生活”2年目に突入。 
2022.07.02 11:00
NEWSポストセブン
エンタメ系、キッズ、アスリートなど各ジャンルで注目を集めるYouTuberをピックアップ
YouTuberランキング日本版 ジャンル別に人気の売れっ子を紹介
 メディアの王様だったテレビを凌駕するほどに影響力を持ちつつあるYouTube。日本において登録者が100万人を超す売れっ子YouTuberのチャンネルは240以上。近年ではチャンネルのジャンルは細分化されるようになった。そこで、ジャンル別に人気YouTuberのチャンネルランキングを紹介する。(参考:ユーチュラ ※登録者数、総再生回数は8月17日時点)【エンタメ系】 特定の専門ジャンルを持たず、さまざまな娯楽動画を投稿している「ザ・YouTuber」たちのチャンネル。ヒカキン(1位、HikakinTV)、はじめしゃちょー(2位)をはじめ黎明期から活動する有名クリエイターが多い。また多くがその知名度を活かして「サブチャンネル」を複数開設し、そちらでも多くの登録者と再生回数を獲得している。【芸能人】 漫才コンビ・キングコング梶原(カジサック KAJISAC、3位)の成功やコロナ禍の煽りを受けて、芸人やタレントがここ1~2年の間に急激に参入。一気に膨れ上がったジャンルだが、ジャニーズ発のユニット「ジャにのちゃんねる」が開設4か月で1位になった。2位は「ワンクールのレギュラーより1回の伝説」という座右の銘で知られる江頭2:50(エガちゃんねる EGA-CHANNEL)。【キッズ】 子供が熱中するおもちゃの紹介や知育動画など、育児や子供向けの情報を提供するキッズ系チャンネル。他のジャンルに比べて全体の登録者数が多いのが特徴で、1位の「せんももあいしーCh(Sen, Momo, Ai & Shii)の登録者数は1030万人と、エンタメ系1位の「Hikakin TV」970万人を超えている。しかし、キッズ系は動画1再生あたりの広告収入は低いとされている。【ゲーム】 ゲームをプレイしながらその様子をYouTuberが実況する「ゲーム実況」が大半を占める。ニコニコ動画で発展したものが、現在はYouTubeでも人気ジャンルとして定着している。他のジャンルをメインとしながらゲームに参入するYouTuberも多く、1位はエンタメ系でも1位のヒカキンによる「HikakinGames」。【アスリート】 現役・引退後を問わず多くのアスリートがYouTubeに参入している。トレーニングの様子や専門的な解説をはじめ、オフやプライベートの姿などを披露している。総合格闘家の朝倉兄弟による「朝倉未来 Mikuru Asakura」(1位)と「KAI Channel」(朝倉海、2位)をはじめ、格闘家のチャンネルが人気上位となっている。【カップル系】 男女のペアで出演するカップル系動画は、主に若年層の男女から支持を集めている。ターゲットの性別を偏らせない構成で多くの視聴者を獲得している。出演しているペアは現在は夫婦になった東海オンエアのしばゆーとあやなんによる「しばなんチャンネル」(1位)のように実際のカップルのみならず、元ビジュアル系バンドボーカル、ヴァンビと元アイドルのゆんによる「ヴァンゆんチャンネル【VAMYUN】」(2位)のように、チャンネル運営上のパートナーの場合もある。【教養系】 歴史や勉学、雑学、ビジネス、投資、法律などの知識を披露する教養系。相続や税金など実用的な法知識を解説したものも多いが、中田敦彦(「中田敦彦のYouTube大学- NAKATA UNIVERSITY」1位)や堀江貴文(「堀江貴文 ホリエモン」5位)など「物言う」著名人が名を連ねているのも特徴だ。【VTuber(バーチャルYouTuber)】 VTuber(バーチャル YouTuber)とは架空のCGキャラクターを用いた配信者を指す。アニメのキャラクターと声優との関係に近い。投げ銭が高額化し収益性が非常に高いのが特徴。キズナアイ(「A.I.Channel」1位)がブームの火付け役となり、YouTubeの一大ジャンルとなった。【美容・フィットネス系】 コスメ情報やメイク指南、スキンケア、ボディメイクなどを紹介する美容・フィットネス系は、広告案件にも繋がりやすいジャンル。コロナ禍による運動不足解消のための自宅トレーニングを披露している竹脇まりな(「Marina Takewaki」)が1位となっている。【アウトドア】 アウトドア系動画は、遠出ができない昨今でも雄大な自然を堪能できることや、専用のギア(道具)の紹介など、ロマンをくすぐるコンテンツが多い。近年のキャンプブームもあり、芸人のヒロシ(「ヒロシちゃんねる」3位)はソロキャンプ動画で人気が再燃した。1位は佐賀を拠点に活動する「釣りよかでしょう。」。【動物】 身近なペットの愛らしさを伝える動物動画は、手軽にYouTubeを始められるため参入のハードルは低い。犬猫の動画が多い中、鳥類や爬虫類のチャンネルも人気が高い。1位はスコティッシュフォールドのもちまるの日常の動画を投稿する「もちまる日記」、5位はコツメカワウソのコタローとハナの日常生活「KOTSUMET」。動物系動画は言語を必要としないため外国のユーザーも含めて多く視聴されるメリットがある。※週刊ポスト2021年9月10日号
2021.08.28 19:00
週刊ポスト
テレビからYouTbeへと活動の軸足を移したオリエンタルラジオ・中田敦彦(時事通信フォト)
西野亮廣、中田敦彦はなぜ路線変更したのか 立ちはだかった壁とは
 ここ数年、大手事務所から独立する芸能人が後を絶たない。そうした中で、吉本興業は闇営業問題が発覚した2019年に所属芸人の大量退社が取り沙汰されたが、結局辞めた有力芸人はいなかった。しかし、1月30日付でキングコングの西野亮廣がマネジメント契約を終了。1か月ほど前には、オリエンタルラジオの中田敦彦と藤森慎吾も独立しており、2000年代に一世を風靡した芸人が相次いで吉本を去った。 西野や中田は近年、従来のお笑い芸人のようにテレビを中心に活動するのではなく、自らビジネスモデルを構築し、多角的に仕事をしていた。デビュー直後から大ブレイクして“テレビの申し子”と思われた彼らは、どうして路線変更したのだろうか。テレビ局関係者が話す。「2組とも、最速のスピードで売れましたよね。NSC在学中にキングコングは『NHK上方漫才コンテスト』の最優秀賞を取り、オリラジは『M-1グランプリ』の準決勝まで勝ち上がった。ゴールデン帯への進出も早く、キングコングは『はねるのトびら』(フジテレビ系)のメインとして視聴率20%を取った。オリラジは数字こそよくなかったですが、『週刊オリラジ経済白書』(日本テレビ系)などデビュー3年目で冠番組を持ったし、2組とも異例の大出世で、2000年代を象徴する芸人だったことは間違いない。しかし、彼らの前にはダウンタウンという大きな壁が立ちはだかっていて、結局そこを超えられていない。現在の彼らの活動のルーツはそこにあると思います」 1980年生まれの西野、1982年生まれの中田はダウンタウンの影響をモロに受けた世代の芸人である。1990年代、松本人志と浜田雅功は『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)などの冠番組を持ち、お笑いで革命を起こしていた。テレビ番組だけでなく、松本は著書『遺書』が200万部、『松本』が250万部を超え、浜田は歌手として『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント』(H Jungle with t)で200万枚を突破。社会現象になった。「西野や中田もお笑い界での大成功者ですよ。ただ、彼らはいくら山を登っても、ダウンタウンという山頂には届かないと実感したのではないでしょうか。西野はよく『視聴率20%を取っても上に何人もの大物がいて絶望した』と語っています。そこで、テレビのひな壇ではなく、絵本作家やオンラインサロンなど、新たな分野での成功を目指した」(前出・テレビ局関係者) 中田は、公然と松本に物を申したことがあった。2017年2月、脳科学者の茂木健一郎氏が「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」とツイートした。すると、松本が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で「(茂木氏には)笑いのセンスがまったくないから、この人に言われても刺さらない」と心境を語り、翌週に番組出演した茂木氏が「エールのつもりで言ったのですが、誤解を招いてしまい、すみません」と謝罪する格好になった。 これで事態が収束したかに思えたが、中田はオフィシャルブログで一連の騒動について言及した。「茂木さん負けるな!と思っていたところ、大御所の番組に出演して大御所に面白くないと言われ公開処刑をされてしまいました。大御所にセンスがないとか価値を決められてしょげ返っている様子こそが茂木さんの意見通りだったのに。茂木さんの指摘、当たってたのに」(2017年4月15日) こうして松本に噛み付いた1か月後、『らじらー!サンデー』(NHKラジオ第1)で「(吉本興業の)幹部と社長に今、僕は『謝れ』と言われている。僕の意志としては謝らない。僕も覚悟を持ってやってますので。すごいんですよ、騒ぎ方が。会社と先輩と」と話し、一歩も引かない姿勢を見せた。「この騒動の影響かはわかりませんが、中田のテレビ出演は徐々に減っていきました。本人の意向も強かったのでしょう。今のテレビは瞬間芸で、いかに5秒で面白いことを言えるか。それに、どれだけ周りと調和できるかで勝負が決まる。中田はそれに飽きていて、1人でずっと喋るスタイルで戦いたかった。それを実現できるYouTubeという場所を見つけたことで、仕事の軸足をテレビからネットに変えていきました。今年3月にはシンガポールに移住する予定で、日本での活動は縮小するでしょう」(前出・テレビ局関係者) 中田がテレビをメインに活躍していた頃、ダウンタウンの勢いが弱まっていたように見えた時期もあった。「一時、『爆笑!大日本アカン警察』『教訓のススメ』(以上、フジテレビ系)、『100秒博士アカデミー』(TBS系)など新番組が、期待していたほど視聴率を取れなかった。もちろん、それをダウンタウンだけのせいにはできませんが、彼らに“限界説”が囁かれていたのも事実です。しかし、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の終了に伴い、2014年4月から『ワイドナショー』の放送時間が日曜10時に移ったのを機に、松本のコメンテーターとして能力が注目を集めるようになり、盛り返し始めた印象です」(民放関係者) それまでは『アッコにおまかせ!』(TBS系)の和田アキ子が“芸能界のご意見番”として呼ばれていたが、今やその位置には松本が座っていると指摘する向きもある。「記憶に新しいところでは、近藤真彦の不倫問題についてテレビやツイッターで最初に口火を切った途端、事態が進展していった。世間に『あのジャニーズさえも動かした』というインパクトを与えた。松本がそのポジションを望んでいるかは別として、いまや発言の注目度は芸能界一です」(前出・民放関係者) 自らの力でテレビ業界や吉本興業で圧倒的な地位を築いてきたダウンタウンは意図せずして、西野や中田の生き方にも影響を与えていたのかもしれない。
2021.01.31 16:00
NEWSポストセブン
YouTubeの登録者数は100万人突破
児嶋一哉、川口春奈…今年ブレイクした芸能人YouTuberを番付
「チャンネル開設元年」とされた2019年から1年が経ち、いまや芸能人がYouTubeチャンネルを開設すること自体は全く珍しいことではなくなった。特に2020年は、渡辺直美、佐藤健、石橋貴明、手越祐也、神木隆之介……など大物が次々と参入。芸能人YouTuber業界は戦国時代に突入した。そこで、2020年にブレイクを果たした芸能人YouTuberを、チャンネル登録者数や再生回数だけではない独自の基準で「番付」してみた。 前頭三枚目から順に紹介する。横綱、大関、関脇については、自身もチャンネル登録者数200万人を誇るママYouTuberとして活躍し、YouTubeに関する情報発信も行うなーちゃん氏にコメントとともに選出してもらった。なお、それぞれのチャンネル登録者数は2020年12月24日時点のものである。【前頭三枚目】EXILE ATSUSHI「EXILE ATSUSHI スナちゃんTV」(2020年1月開設、登録者数57万人) 11月2日をもってEXILEを勇退し、ソロ活動に専念するATSUSHIのYouTubeチャンネル最大の特徴が、チャンネルで得る収益を児童養護施設など子どもたちの支援に充てている点だ。ATSUSHIは、2015年から法務省より委嘱される「矯正支援官」の役割を担当し、もともとチャリティ活動への感心が高い。その姿勢がYouTubeチャンネルの運営方針にも表れており、「さすがATSUSHI」と称賛されている。 現在はヒット曲のカバーや、EXILEのメンバーが出演する動画が人気を集めているが、支援活動についても発信すれば、どんなYouTuberよりも説得力をもって受け止められそうだ。【前頭二枚目】アンジャッシュ・児嶋一哉「児嶋だよ!」(2020年7月開設、登録者数77.8万人) 相方・渡部建と比較してポンコツキャラ扱いされがちだった児嶋が、YouTuberとして意外なブレイクを果たしそうだ。7月に投稿した「最強デカ目になれる地雷系メイクしたらガチ盛れたんだけど…」が280万再生を達成したのを皮切りに、メイクやネイルといったテーマの動画を定期的に投稿している。 児島が素直にオシャレを楽しんでいる様子は、女性目線でも応援したくなるものだ。ファッション誌に登場したり、化粧品をプロデュースしたり、YouTubeを飛び出した活躍が期待できる分野であるだけに、今後の動きに注目される。【前頭筆頭】川口春奈「はーちゃんねる」(2020年1月開設、登録者数123万人) 女優YouTuber業界は本田翼「ほんだのばいく」(登録者数219万人)がトップを独走している状態だが、2020年にチャンネル開設し、一気に人気者の仲間入りを果たしたのが川口だ。里帰りの様子を撮影した「実家でお母さんに会ってきた!【Vlog】」「実家でまったり過ごします!【Vlog】」はどちらも600万再生を超えている。 YouTubeでは自然体を売りにする芸能人が多いとはいえ、大河女優が実家でミカンを剥く姿まで披露したのはすごい。本田翼のゲーム好きのようなキャラクターをひとつ提示できれば、さらに伸びそうだ。【小結】香取慎吾「SHINGO KATORI」(2020年1月開設、登録者数40.5万人) これまで「新しい地図」メンバーにおいて、草なぎ剛がYouTube担当だったが、香取も新たにチャンネルを開設。瑛人の『香水』など人気楽曲をカバーしたり、楽器を演奏したり、自身が制作したアート作品について語ったりと、企画の内容は実に幅広い。 また、かつて“慎吾ママ”で一世を風靡しただけに、香取が扮する“しんごちん”というキャラクターも伸びしろがありそうだ。多彩な企画を楽しむうちに、自然と香取慎吾という人間そのものに興味が湧いてくる。【関脇】江頭2:50「エガちゃんねる」(2020年2月開設、登録者数227万人) 初動画では「お尻習字」を披露し、YouTubeでも規格外ぶりを発揮した江頭。広告審査がなかなか通らない悩みはあったものの、この頃は「輪ゴムスイカ爆発を尻で受ける」「犬の美容室で散髪」といった破天荒な企画に加えて、食レポなどのYouTubeらしい企画も増えてきた。上半身裸に黒タイツではない、江頭の素の表情はある意味レア?「『エガちゃんねる』はダークホースで、エガちゃん自身がYouTubeに非常にマッチしたキャラクターだったことと、企画の改善を繰り返した点に感心させられました。チャンネル開設当初は、エガちゃんらしい無茶苦茶な動画が注目されましたが、7〜8月あたりから釣りやネイチャー(自然系)企画に移行したところ、過激さが落ちたためか、数字も落ちました。しかし、10月あたりから、メイク企画など『女性』というワードで人気を取り戻し、11月からは食べ物系の動画も数字を伸ばしています。 自分のキャラクターやチャンネルのコンセプト、視聴者の観たいものをマッチさせる工程をしっかりと行なっています。試行錯誤の中で『エガちゃんねる』らしさを見出したとき、どの動画をあげても再生されるチャンネルに仕上がります。今後さらに安定感をつければ不動の地位を築くでしょう」(なーちゃん氏)【大関】オリエンタルラジオ・中田敦彦「中田敦彦のYouTube大学」(2019年4月開設、登録者数332万人) 中田は、歴史や時事問題、ビジネス術などについて解説する動画を投稿し、教育系YouTuberとして人気を集めている。ただ、なーちゃん氏が注目しているのは、11月21日よりスタートした新番組『WinWinWiiin(ウィン ウィンウィーン)』だ。 こちらは中田と雨上がり決死隊・宮迫博之によるトーク番組で、それぞれのYouTubeチャンネルで展開されている。記念すべき初回は、元ジャニーズの手越祐也をゲストに招いた。スタジオの華やかなセットや、テロップの出し方などは地上波バラエティと遜色がないクオリティだ。「宮迫さんと2人で立ち上げた『WinWinWiiin』への期待から、中田さんを大関に選びました。『テレビっぽい企画』をYouTubeで展開する点がポイントです。また、中田さんはYouTuberとして人気を集めるだけでなく、中田さんが運営するオンラインサロンの会員数を順調に伸ばした点でも強いです」(なーちゃん氏)【横綱】石橋貴明「貴ちゃんねるず」(2020年6月開設、登録者数144万人) とんねるず・石橋貴明とTVディレクター・マッコイ斉藤による公式チャンネル。4年の執行猶予期間が満了した元プロ野球選手の清原和博との「男気じゃんけん」や、ロックダウン〜オープンアップまでの4段階で飲食店を評価する「東京アラートラン」といった企画が人気を集めている。〈石橋貴明がノリだけで何でもやっちゃう番組〉という番組冒頭のテロップの通り、古き良きバラエティ番組を彷彿させる雰囲気だ。「『貴ちゃんねるず』は、“テレビっぽい動画”をYouTubeに適応させた力量が素晴らしく、他の芸能人チャンネルとは一線を画しています。多くのYouTuberは、ヒット動画のトレンドに乗るため、他のYouTuberによる人気の動画や、それに関連する内容の動画を企画します。しかし、『貴ちゃんねるず』は、独自の『面白そう』な企画を打ち立てています。 また、編集に関しても、テロップの付け方やテンポ感がテレビ番組そのものです。ヒカキンさんのようなエンタメ系YouTuberは、効果音やBGMやテロップを多用しますが、『貴ちゃんねるず』はテロップも少なく、シンプルな作りです。 インターネットのコンテンツだと、視聴者の体感時間が3倍遅く感じるために、テンポの良い編集をすることが一般的にもかかわらず、『貴ちゃんねるず』の編集は、真逆なテイストです。YouTubeの視聴者の年齢層が上がり、テレビを見ていた層が流入しているのかもしれません」(なーちゃん氏) * * * なーちゃん氏が指摘する通り、芸能人YouTuberによって“テレビっぽさ”が持ち込まれた結果、YouTuberというジャンル全体に変化が起きるかもしれない。チャンネル開設元年、戦国時代を経て、2021年の芸能人YouTuber業界はどうなるのか。◆取材・文/原田イチボ(HEW)
2020.12.30 07:00
NEWSポストセブン
藤森は中田の才能を尊敬しているようだ(時事通信フォト)
吉本電撃退社のオリエンタルラジオ 中田の独立心と悩んだ藤森
 この年末で吉本興業を電撃退社して独立することがわかった、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦(38)と藤森慎吾(37)。吉本は「2020年12月31日付でマネジメント契約を終了することで合意しました。2人は当社の所属から離れますが、当社としましては、2人の新しい環境での活躍を応援してまいる所存です」とコメントしている。吉本のコンビが解散せずに2人で退社するのは異例のことだ。 中田のこれまでの言動からは、大手事務所に所属しながらテレビを舞台に活動するというこれまでの芸人像を脱却して、新たな分野で成功を収めようとする野心が見え隠れする。 中田は現在、月額980円のオンラインサロンの他、YouTube内でも月額590円の有料会員向けのコンテンツ配信をおこなっている。それらに加え、330万人を超えるYouTubeチャンネルの広告収益が主な収入源となっている。テレビ局関係者が語る。「中田さんは、テレビの仕事を徐々に減らし、主戦場をYouTubeやオンラインサロンに変えていきました。そうした中で目立っていたのが所属事務所の吉本に対する辛辣な発言で、事務所を“敵視”するようなスタンスを取り続けていたため、これまでも“退社するのでは”という報道がされていました。 自身と同様にYouTubeを主戦場としている(雨上がり決死隊)宮迫博之さんとのコラボを、事務所との“強烈な闘い”と表現し、自分自身について『大きい組織の中でやっていく人になれなかった』と発言するなど、本人から退社を仄めかすこともありました。2021年3月にシンガポールへ移住することを語る動画では、『怒られる事に関しては何とも思ってない』と語っていましたし、2020年秋頃には吉本を離れることを決意していたのでしょう」 中田の知人は、それよりも前から、独立の意向を耳にしていたと語る。「中田さんはYouTubeなどの収益の分配について、よく愚痴をこぼしていましたね。1年以上前からそういった愚痴を聞いていましたし、事務所とも長い間話し合いは続けていたみたいですが、“自分一人でやってきた”という自信が見え隠れしていた。一時は中田さんだけが吉本を退社する話も上がっていたみたいですが、今回、藤森さんまで一緒に出ていくというのにはびっくりしました」 前出のテレビ局関係者も、中田よりも藤森の退社に驚きを隠せない様子だった。「藤森さんは基本的にテレビで活躍したい人ですからね。フリーになるので、『王様のブランチ』のMCを継続するかどうかについては、今後、本人と局との話し合いになっていくでしょうけど、続けていくことになるのではないでしょうか。 彼は現場スタッフからも評判が良いから独立以降もテレビでの活躍の場がなくなることはないと思います。ただ、最近感じていたのは、“中田さんの考えに強く影響されているところがあるんじゃないのかな”という点。彼は、事務所に対しての不信感や、独立心みたいなものを全面的に出す性格ではなかったですからね」 ブレークのきっかけとなった「武勇伝」ネタも、紅白出場をつかんだダンスボーカルユニット「RADIO FISH」の『PERFECT HUMAN』も中田が仕込んだもの。過去のインタビューで、藤森は「節目節目で相方がこれまでもプロジェクトを打ち出してきて、なんだかんだでそれにすべてのっかってうまく一緒にやってきて」と語っている(DIGA ONLINE、2016年5月)。藤森は悩んだ末に、事務所との関係性よりも中田との個人的な関係性を選んだとみられる。 2人は今年に入ってから、個人個人のYouTubeチャンネルとは別に、コンビでのチャンネルも開設し、頻繁に2人で登場する動画を配信している。強い信頼関係で結ばれている証だろう。 独立という選択が2人の活動にどう影響するか、今後の動きにも目が離せない。 
2020.12.28 17:30
NEWSポストセブン
12月31日で吉本と契約終了することがわかったオリエンタルラジオの2人(時事通信フォト)
オリエンタルラジオ、年末で吉本興業と契約終了 退社へ
 吉本興業所属のお笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦(38)と藤森慎吾(37)が年末で同社との契約を終了し、退社することが分かった。関係者への取材によると、独立後もオリエンタルラジオとしての活動は継続していく。今後はフリーとして、動画配信サイトをはじめ、オンラインでの活動に重点を置いていくものと見られる。 現在2人が所属する吉本興業に問い合わせると、「2020年12月31日付をもってマネジメント契約を終了することで合意しました。2人は当社の所属から離れますが、当社としましては、2人の新しい環境での活躍を応援してまいる所存です」と答えた。 オリエンタルラジオは2004年に結成した芸歴16年目。吉本興業の養成所・NSC東京校在学中の2004年にM-1準決勝に進出。『武勇伝ネタ』の大ブレイクをきっかけにデビュー3年で冠番組を含むレギュラー番組を10本獲得するなど、類まれな活躍を見せた。その後、低迷期が訪れるも、2011年には藤森の“チャラ男”キャラで再ブレイクのきっかけを掴み、2016年にはダンスボーカルユニット「RADIO FISH」として紅白歌合戦に出場。現在まで幅広い活躍をしている。テレビ局関係者が語る。「中田さんは2019年4月にYouTubeチャンネルを開設した頃に、コンビで出ていたテレビのレギュラーを降板し、活動の中心をYouTubeやオンラインサロンに変えていきました。2020年10月にNHKのレギュラーラジオ番組も藤森さんを残して降板し、テレビやラジオなどへのレギュラー出演はゼロに。2021年3月からは家族とシンガポールへ移住することも決まっていますし、事務所には頼らないという姿勢も様々な場で発信していたので、契約終了は不思議ではありません。 ただ、藤森さんも一緒に事務所を退社するのには驚きましたね。人気芸人が解散せずにコンビで吉本を退社するのは、太平サブロー・シローさん以来30年以上ぶりのことじゃないですかね」 中田は教育系YouTuberとして、『中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY』というチャンネルを開設し、登録者数が330万人を超えるなど地位を確立している。一方の藤森も個人でYouTubeチャンネルを開設しており、約50万人の登録者数を持つ。2人とも、従来の芸人の枠にとらわれない活動が注目されている。 オリラジは、独立してからも新たな“武勇伝”を作っていきそうだ。
2020.12.28 16:00
NEWSポストセブン
石橋貴明に再び脚光 テレビの企画がYouTubeから生まれる時代
石橋貴明に再び脚光 テレビの企画がYouTubeから生まれる時代
 とんねるずの石橋貴明が8月30日、NHKの『サンデースポーツ2020』に生出演した。石橋がNHKに出演するのは、2000年大晦日の『紅白歌合戦』以来、実に20年ぶりとなる。 石橋は今年6月にYouTubeチャンネル『貴ちゃんねるず』を開設すると、2カ月あまりで120万人以上の登録者を抱える人気ぶり。同チャンネルでは、様々な企画動画の他、1週間のプロ野球の試合をマニアックに振り返る動画を毎週月曜日、コンスタントにアップしている。エンタメ業界に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう話す。「石橋さんは、芸能界屈指のスポーツファンで、『MLB主義』(TBS系)や『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)など、多くのスポーツ番組も担当してきました。しかし、最近はスポーツに関する奥深い見識を披露する場が激減。そんななか、YouTubeに進出すると、専門家も舌を巻くほどの野球に対する知識を改めて発揮。実際の映像がないにもかかわらず、さすがの話術で、それまで野球に興味がなかったファンも虜になるほどでした。 さらに、企画名として『貴ちゃんスポーツ2020』などと言っていたことも、タイトルが似ている番組をもつNHKの目にとまり、出演に至ったという形でしょう」 有名人のYouTube進出が激増している昨今。YouTubeが“テレビ化”していると言われると同時に、YouTubeにアップされた動画をきっかけに、そのタレントがテレビ番組に出演するというケースも少なくない。「有名人のYouTubeチャンネルは、テレビのスタッフを起用しているケースも多く、演出面においては“YouTube的”ではなく、“バラエティー番組的”なことも多い。『とんねるずのみなさんのおかげでした』などを手がけたマッコイ斉藤氏が演出している『貴ちゃんねるず』はまさにその形です。 一方で、幅広い視聴者をもつYouTubeでは、テレビ番組ではなかなか成立しづらい企画も多く、これまで見えにくかったタレントの魅力を発見できる可能性も高い。そういう意味では、芸能人のYouTubeは、テレビの制作スタッフにとって格好の“ネタ探しの場”になっているといえるでしょう」(大塚氏・以下同) EXILE NAOTOは、今年6月に自身のYouTubeチャンネル『EXILE NAOTO オネストTV』で、瑛人『香水』に合わせてオリジナルのダンスを披露する動画を公開。その後、8月26日放送の『2020 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)では、瑛人とNAOTOのコラボレーションが実現した。NAOTOはYouTubeにて、動画がきっかけで出演が決まったことを報告しており、これも“YouTube発のテレビ企画”といえる。「たとえば、最近『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では、エハラマサヒロさん家族による料理企画やキャンプ企画がよく放送されていますが、これなどはエハラさんが家族でYouTubeチャンネルをやっているからこその “YouTube発のテレビ企画”です。番組スタッフとしては、エハラさんのチャンネル視聴者にも番組を楽しんでほしいという思いもあるでしょう」 主な活動の場をテレビからYouTubeに移したオリエンタルラジオの中田敦彦は、コンビの公式YouTubeチャンネルで、かつてフジテレビ系で放送されていた『HEY! HEY! HEY!』のような音楽番組をYouTubeでやりたいと発言したところ、その発言を知ったテレビ局のスタッフから連絡がきたと、同じくコンビの公式チャンネルで明かしている。「以前であれば、番組収録の合間や収録後の打ち上げなどで、スタッフとタレントが交流し、その中でいろいろな企画が生み出されていました。しかし、今はスタッフがタレントのYouTubeをチェックし、そこから新しい企画が出てくるという形になってきた。中田さんのアイデアも、実際にテレビの企画になる可能性だけでなく、テレビとYouTubeが連動した企画になる可能性もあると思います」 対立関係にあると認識されることも多かった、テレビとYouTube。2つの間で視聴者の奪い合いが起きているとも言われていた。しかし、多くの芸能人がYouTubeに進出したことで、両者を隔てていた厚い壁が壊されようとしている。 10月からは、人気YouTuber・水溜りボンドの地上波冠番組『水溜りボンドの〇〇行くってよ』(テレビ神奈川制作)もスタートする。「テレビとYouTubeとで視聴者を奪い合うということではなく、テレビとYouTubeが視聴者を共有する時代になったということ。今後は、タレントとYouTuberの垣根もなくなっていくと思います」 テレビ的なコンテンツがYouTubeに進出したことで、YouTubeにおける表現の幅は広がった。同時に、YouTubeのおかげでこれまで知られていなかったタレントの魅力にスポットが当たり、テレビの企画の幅も広がっている。テレビとYouTubeの共存関係が確立しつつある。
2020.08.31 07:00
NEWSポストセブン
公式ファンクラブを開設したEXIT(りんたろー。と兼近大樹。時事通信フォト)
EXITは公式FC開設 お笑い芸人が取り組むコミュニティ戦略
 7月20日、吉本興業所属の人気お笑いコンビ「EXIT」(イグジット)が、同事務所初にして唯一の公式ファンクラブ「ENTRANCE」の開設を発表した。りんたろー。と兼近大樹の2人からなるコンビは「お笑い第7世代」の中心として、その人気も過熱する一方だ。すでにFC開設については、昨年の11月、YouTubeチャンネルでの生配信中に話題が上がっていたが、ようやく“ジッター”(※EXITのファンの総称。EXITのシッターという意味)との約束が果たされたかたちだ。 FCでは、チケット先行発売のほか、ここだけでしか読めないブログやオフショット写真などのコンテンツも揃える(月額400円・税抜)。 こうしたEXITの動きに象徴されるように、「お笑い第7世代」が登場して以降、ファンと芸人の間の関係性も徐々に変化しつつあるように見受けられる。劇場にも足繁く通うというお笑いファンのAさん(30代男性)が語る。「『ジッター』の勢いは本当に凄まじい。お笑い好きというのは、もっとじめっとしていて、“パリピ”や“陽キャラ”というイメージではなかった。劇場に通い、深夜ラジオを聴いてニヤニヤする印象でしたから。もちろん、出待ちファンが殺到するアイドル的人気を誇るコンビはこれまでもたくさんいましたが、ホール を埋め尽くすジッターさんのような、キラキラした印象はなかったです。 実際、EXITに限らず、ここ数年で芸人さんとファンの関係性は、どんどん多様化しているように思います。たとえば『第7世代』より少し前の世代になりますが、キングコングの西野亮廣さんのオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』は会員数が6万人を突破していますし、もはや芸人の枠を越えていますよね。 その後も、YouTubeでカジサック(キングコングの梶原雄太)さんが根強いファンを獲得。さらにオリエンタルラジオの中田敦彦さんが教育系YouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』で、これまた大成功。彼もオンラインサロン・メンバーとのつながりを強めながら、テレビ以外でのコミュニティ作りで着実に支持者を増やし、収益化につなげているのではないでしょうか」(Aさん) 一方、EXITだけでなく『第7世代』を牽引する芸人たちの間でも、新しいコミュニティが広がりを見せている。別のお笑いファンBさん(20代女性)が語る。「たしかに、今の時代、単なる芸人とファンという関係を越えた『コミュニティ』意識というのは重要だと思います。 たとえば霜降り明星のファンは『おつきちゃん』と呼ばれていて、これは彼らの関西ローカルラジオ番組『霜降り明星のだましうち』(ABCラジオ)発信の言葉です。霜降りはテレビでも活躍していますが、一方YouTube『しもふりチューブ』も、チャンネル登録者数90万人を突破。100万人目前です。 それに加えて、粗品さんは個人のチャンネルでゲーム配信もしていて、ファンが生配信中にお布施できる“投げ銭システム”(※スーパーチャット)を導入しています。粗品さんはその収益をすべて透析医療に寄付していると聞きました。そのきっかけは、過去にご逝去されたお父さまが人工透析治療を続けていたからだそうです。 過去には競馬で儲けた115万円をすべて京アニ(京都アニメーション)に寄付したことも知られています。こうした試みから、霜降りファンとゲームファン以外の層にも、彼の活躍を応援するコミュニティは広がっているのではないでしょうか」(Bさん) かつてはYouTubeへの参入に及び腰で、どこか遠くから傍観しがちであった芸人たちも、コロナ禍をきっかけに次々とチャンネルを開設するようになった。そうした中で、EXITや霜降り明星のように、ファンとの間に強い“コミュニティ意識”を生み出している芸人たちが、いま強い支持を得ているようだ。
2020.07.25 16:00
NEWSポストセブン
再生回数を増やし続ける講演家YouTuber(イラスト/ヨシムラヒロム)
講演家YouTuber鴨頭嘉人氏の動画再生回数が増え続ける理由
 YouTubeには「講演家」なる肩書きを名乗る人気者がいる。そり上げた頭に、情熱的な語り口、やたら広告に表示される鴨頭嘉人氏だ。数年前に動画をみたときは感銘も共感もできなかったと語るイラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏だが、最近、別の意味で気になっているという。ヨシムラ氏が、鴨頭動画がなぜ再生回数を増やしているのかについて考えた。 * * * やけに記憶に残る広告ランキングで間違いなく上位にくるのが「『YouTube講演家』の鴨頭嘉人」の広告だ(自分調べ)。講演家・鴨頭嘉人のプロモーションビデオである。動画の内容は至ってシンプル。“スキンヘッドに絶やさぬ笑み”という強烈なビジュアルを持つ鴨頭が熱っぽく講演する、それだけ。知らないオッサンが画面を通して、猛烈に何かを語りかけてくる。体育会や自己啓発のノリが苦手な僕は、鴨頭の広告に出会うたびにスキップし続けた。 よって存在は知りつつも講演を積極的に観ることはなかったわけだが、ここ最近になって鴨頭の動向が意図せず目に入る機会が増加している。 チャンネル登録者100万人超え、一流YouTuberとなった鴨頭は頻繁に大物とコラボ。現在、オリエンタルラジオの中田敦彦や堀江貴文との対談動画が公開中。以前は「講演」が鴨頭の売り物だったわけだが、今では鴨頭という存在そのものが商品化している。僕の中でむくむくと鴨頭への興味が湧いてきた。 YouTuberが最初に配信した1本目の動画は、そのYouTuberの個性を色濃く映す。もちろん鴨頭の一本目は講演の動画。7年前に配信された処女作で、鴨頭は自らの原点であるマクドナルドについてのエピソードを語っていた。 鴨頭の社会人生活は、マクドナルドのアルバイトから始まった。初めての職場となったマクドナルド所沢店の上司から「働く意義や喜び、そしてマクドナルドで働くことが社会貢献につながる!」と熱弁されたという。鴨頭はその上司の言葉に感銘を受けた、と話していた。 最近、お笑いトリオ四千頭身の後藤拓実やスノーボーダーの藤森由香など、マクドナルドのアルバイト経験がある人が「問題解決能力」「自発的になれた」「気遣い」「スマイル」など、バイトをしたことで様々なスキルを身につけられた、有意義な時間だったと語るテレビCMが放送されている。CMになっているということは、このメッセージは多くの人から良いもの、感じがいいものだと評価されているのだろう。鴨頭のYouTubeチャンネル登録者にとっても、好きなタイプのCMなのではないだろうか。 当然、僕は講演、CMともに馴染めなかったわけで。ひとつの目的を目指し、皆がポジティブな気持ちで努力する。こういったことがマクドナルドのカウンター内で日夜繰り広げられており、アルバイトスタッフもチームプレーに徹する。こんな想像をするだけでもしんどい。世間から見れば僕がダメな人間である。「いかに疲れずに稼ぐか」に重きを置く思想なき働き手だ。ネガティブなアルバイトよりもポジティブな鴨頭の講演やマクドナルドCMの方が健全と理解しつつも、どうしても転向できない。 しかし意外だったのが、僕のような鴨頭と相容れない人間でも講演の動画が苦なく観られたといった点である。脂っこい外見とは異なり、YouTubeで公開されている動画は淡白でサッパリとしていた。「なぜ観続けられるのか」を考えた末、鴨頭の講演と『人志松本のすべらない話』の共通点に気づいた。この2つは日常の些細な発見を人前で話しても耐えられるクオリティに仕立て上げている。異なるのは話のゴールだけで、『すべらない話』では笑いがオチとなり講演の場合は感心が結末となる。 鴨頭は「いつもニコニコしていた方が良い」といった当たり前のことを話す。そして、日常で起きた出来事から「ニコニコしていた方が良い」理由をわかりやすく伝える。エピソードトークから伝えたい結論に繋げる能力に長けている。当たり前のことを感心しやすい形に整えて話しているのだ。 そして、テンションが高い語り口は啓蒙的だが、攻撃性は弱い。落語の人情話のように「じわぁ」と心に染み込ませていくスタイル。否定はせず、肯定することで聞き手を引きつける。弱者の目線から語られることも多い。寄り添い型の講演スタイルである。端的に言うと、観ている人の気分を良くする。僕でもそんな瞬間があったわけで、鴨頭の思想に似たものを持っている視聴者への効能は抜群だと考えられる。 もうひとつ特徴的なのは「鴨チューバー」と呼ばれる鴨頭の熱烈なファンが動画にたびたび登場することだ。彼らは鴨頭のたわいない小咄にも大爆笑する。講演動画にはかなりのホームアドバンテージを得た鴨頭の様子が収録されている。周りをイエスマンで固め、反応しない自分がおかしいと感じさせる古典的な手法である。バラエティ番組における「笑い屋」と同じだ。どんな些細なことにも爆笑するスタッフを収録に参加させ、演者を乗り気にさせる。放送用の音声ではさらに笑い声を追加し、番組が盛り上がっていると演出する。 鴨頭の動画を観て再確認したが、この手法はテレビ番組だけでなくYouTubeにおいても意外なほどに効力を持つ。動画の中で過敏に反応している人がいると、「おいしい話」を聞き逃したくないといったスケベ心が反応する。ついつい、コチラの耳を傾けさせる力を持つ。 しかし、最後まで掴めなかったのが鴨頭の講演を聴くメリット。「共感はできないが視聴した」といった僕のような立場だと何か明確な効能を欲してしまう。例えばホリエモンの場合、鴨頭との対談で「(自身のオンラインサロンで)オレはめちゃくちゃ儲かる話しかしてないけどね」と語っていた。読者は“儲け方”を知ることが出来る。若くして億万長者となり、世間を騒がせたホリエモンのコンテンツらしいメリットである。 そういった観点から捉えると、鴨頭は他のオピニオンリーダーと比べて物足りない。誰もが知りうる背景がない(マクドナルドの店長としてすごく優秀だったらしいが)。講演家として世間に登場し、表現されるモノは講演である。講演の動画の広告に年間3億5千万円以上を費やし、知名度を獲得していった人である。講演で儲け、講演を広告し、講演家として有名になった。一視聴者からすると講演だけが循環しているように映る。観る側のメリットがイマイチ伝わってこない。とはいえ再生回数などを観ると、今も人気は上昇中のようだけど……。 こんな話を僕が通っている床屋のマスター(鴨頭の講演に何度も行ったことがある)に話すと「鴨頭さんの話は経営者向け、アナタに向けて話してないから! そりゃ響かないでしょ!」とツッコまれてしまった。マスターは鴨頭の講演から「仕事で溜まった怒りをいかに処理していくか」を学んだと話す。また、経営者になると誰からも注意されないか“御山の大将”になりがちなんだよ、助言をしてくれる鴨頭さんのような存在はありがたい、と続く。肯定&助言がマスターを「鴨チューバー」に仕立て上げたのだろう。 誰かに相談したいが、答えてくれる人がいない経営者にとって、鴨頭は駆け込み寺のようなものなのだろう。そう考えると、鴨頭が高名な僧侶に見えてくる。また、聞いた側が傷つかないといった点も特徴的だ。鴨頭の語りには全てを受け入れてくる父性がある。 ところで、鴨頭は中田敦彦との対談で「今までは講演家だったけど、これからは思想家のステージに行く」と新たなる野望を語っていた。ここで言う鴨頭の思想とは公式ページを見る限り「『いいね!』と互いに承認し合う社会の形成」だと思う。やっと講演のメリットがイマイチ分かりにくかった理由に気づく。鴨頭の最終目標は人の感性を変化させることである。ゆえに論理だけでなく感情論も織り交ぜる。1本目の動画で話されたマクドナルドのエピソードトークは一種の踏み絵だ。素直に感銘できた人は鴨頭に共鳴するタイプ、互いに「いいね!」する社会の形成を応援できる人である。しかし、初回からつまずいた僕のようなタイプは難しい。惰性で講演動画を観ることは出来るが、前述したように最後までグッとくることがない。 8年ほど前、視聴者の相談にみうらじゅん(イラストレーターなどで)が答えるテレビ番組があった。そこで印象的だったのが「会社の後輩に慕われなく困っています。時々、ご飯も奢るのですが……」といった相談。これに対し、みうらは「普通にご飯を奢っても人は付いてきません。フグや蟹などを奢ってやっと慕われるのです」と答えていた。慕って欲しい相手に対して、共鳴も共感も求めていない回答である。仮に鴨頭ならどう答えるのだろうか。「自分が変われば相手に伝わる!」とでも言うのだろうか。 自分を上司だと想定した場合、みうらの回答はすぐに試すことが出来るが、鴨頭の回答は難易度が高い。僕のようなタイプは、まず自分を変える努力をすることが面倒だと感じてしまう。その逆で自身を後輩だと仮定した時、フグと蟹はたまらなく魅力的だが上司の熱情はむさ苦しい。実体験なので断言できるが、美味いものを奢ってくれた人のことは忘れないものである。僕もふとした瞬間、過去、編集長が奢ってくれた寿司とステーキの味を思い出す。それと連動して「高いものを奢ってくれた編集長は良い人だなぁ」といった尊敬の念も発動する。 とどのつまり僕は「鴨よりも蟹!」の方が後輩に慕われそうだ、と思っている。(文中敬称略)●ヨシムラヒロム/1986年生まれ、東京出身。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使。五反田のコワーキングスペースpaoで月一回開かれるイベント「微学校」の校長としても活動中。著書に『美大生図鑑』(飛鳥新社)
2020.03.18 16:00
NEWSポストセブン
スピードワゴン小沢一敬(イラスト/ヨシムラヒロム)
スピードワゴン小沢 YouTubeでのキザ動画は逆に新鮮だった
 YouTube向け動画といえば、テレビでおなじみの芸能人となっても、大きくはっきりした声で、画面の向こうに個人的に語りかけるような話し方が共通する特徴として定着しつつある。そんな風潮はどこ吹く風、スピードワゴン・小沢一敬は独自路線でYouTube動画配信を続けている。イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が、YouTuberになってもナルシスト路線を変えない小沢(45歳)の面白さについて考えた。 * * * 先日、キングコング・梶原雄太のYouTubeチャンネルの登録者数が100万人を超えた。開設する際に掲げた「2019年末まで登録者数100万人いかなければ芸人引退」を回避した結果となった。家族、芸人仲間と使えるものは全て使い尽くす。出し惜しみをしない梶原の奮闘っぷりが評価につながった。 梶原の成功によって、タレントとYouTuberを兼任する人が増えている。自らのキャラクターを売ることが生業、その点で両者に差はない。「YouTuberと自分を比べて、自身の面白さを再確認する」と話す芸人もいたが、今となっては芸人仲間もYouTuber。数年後には自らのチャンネルを持ち、タレントとYouTuberの二刀流がスタンダードとなっている可能性が高い。 折角、YouTuberデビューするならばテレビと違う動画を届けて欲しい。当初、梶原は「テレビではできないことをしますよ!」と宣言していた。しかし、現状では吉本芸人を呼んでの対談がメインディッシュ。梶原とゲストによる長尺のトーク、確かにテレビでは不可能である。ただ、ここで指す”不可能”とは内容のことではない。放送枠がないからできないだけ、やっていることはトーク番組と変わりない。YouTube動画だからと言って、明かされる秘話もない。あくまでテレビサイズの対談に収まっている。 対して、独力でテレビでできないことに挑んでいるのがオリエンタルラジオ・中田敦彦だ。「YouTube大学」と称し、歴史、古典文学、偉人伝をレクチャーしている。学力とお笑い、自らのスキルをフル活用した”過激な放送大学”とも例えたくなる動画を制作。YouTubeの小さな画面との相性も良く、テレビよりも進化したコンテンツを量産している。 人気芸人兼YouTuberといえば上記の2名である。しかし半年前、ひっそりとYouTuberデビューを飾った人気芸人がいる。みなさん、ご存知だろうか。「君が出てこない夢は全部悪夢さっ」「僕らの世代でTHE BLUE HEARTSとダウンタウンの影響を受けてない人はいない」「漫才ってさ、ジャズなんだよね」“あま~い”セリフで人気を集め、音楽を誰よりも愛しているのに歌がヘタ、独特の世界観から変人と呼ばれるスピードワゴン・小沢一敬である。概要欄には「新しい遊び場 みんなで一緒に遊びましょう」。キザな文言からわかるように、小沢らしいキザな動画を配信している。 梶原、中田と比べて小沢のチャンネルは異質だ。「YouTubeで稼ぎたい」といった素ぶりが全くないのだ。新作動画を公開するたびにツイッターで宣伝する2人(当たり前である)。続けて、小沢のツイートをチェックすれば、自撮りとSKE48の須田亜香里の顔面アップの写真が多い。動画の宣伝が埋もれていた。 梶原と中田は、動画の再生回数を増やすために自らをYouTuber仕様にチューンアップしている。テンションの高い喋り方を心がけ、派手なサムネも用意。テレビよりも元気である。比べて、小沢は話し相手となるディレクターに「オレ、楽屋のまんまだよね」と語りかけるほどの自然体。YouTuber的な意識の高さもこれまた全くない。 高校生の頃、僕はTBSラジオで深夜3時から放送されていたスピードワゴンの番組『キャラメル on the beach』を愛聴していた。そのせいか、僕の小沢のイメージは夜の男。テレビに出演時は奇妙な言動をイジられる役に徹しているが、ラジオでは知的で無頼な一面が漏れていた。麻雀、野球、小説、漫画、音楽、映画、ゲームと様々なジャンルに精通。 相方の井戸田潤が「小沢さんって、飯食いながら麻雀ゲームやって、週刊ベースボールを読んで、さらに漫画も読むもんね~」と話したことを覚えている。勉強ではなくサブカルチャーから知識を獲得してきた側面に惹かれる。雀荘、酒、煙草、小沢には高校生男子が夢中になる匂いがあった。 小沢は自分が得意としないジャンルの話にも強い。「青春パンクって言葉が苦手。頭痛が痛いと言っているようなものだよね(これは得意なジャンルな話だけど)」と物事の本質を突くことに長ける。麻雀仲間ホリエモンは「(頭の良さに)学歴とか全然関係ない。小沢さんは中卒だけどめちゃくちゃ頭いいですよ」と高評価。僕が地頭の良さを初めて感じたタレントは小沢かもしれない。 それから16年の月日が経ち、YouTubeに登場した小沢。動画でやっていることいえば、高校生男子の昼休み。自分が理想とするアーティストが揃う夏フェスの妄想やプロ野球の順位予想、目隠しをした状態でタバコの銘柄を当てる「利きタバコ」なんてことも。とどのつまり、暇つぶしである。 僕が高校時代に聞いた29歳の小沢と現在YouTubeで観ている45歳の小沢に変化なし。どこまでいっても小沢は小沢だった。いい意味でも悪い意味でもキザである。独身生活を謳歌し、1日3箱タバコを吸い、週5日雀荘に顔を出す生活を保つ。人生の主役を1mmでも他人に譲ることはしない。 梅雨の雨音を慈しみ、初夏の香りに青春を感じ、冬の白い息とタバコの煙が混じり合う光景をに目を細める。Tシャツの首はパンクロック仕様にするためにハサミで切り、甲本ヒロトと真島昌利に憧れる。小沢は自分が求める小沢役を演じ続けている。ゆえに小沢の言動は芝居じみており、キザに映る。 小沢の動画は視聴者ではなく、自身が満足する内容だ。勝手気ままに好きなことばかり語る。ちまたでバズっている動画とは正反対、画面の向こうにいる視聴者の注意を引くためのオーバーリアクションはしない。「はい! ●●です! 今日は●●をしてみました!」と定番のフレーズを吐くこともない。どこまでいっても自然体の小沢さんを演じる小沢、ポエムのような言葉をつむぎ、たっぷりと間をとる。この静かな進行がアラサー世代にはちょうどいい。 化学調味料がない素朴な動画の味わいは、逆に新鮮で。「そもそもネットに動画を公開するって元来こんなことなのだろう」と僕は思った。せわしない動画にはマンネリ、そんな方にオススメしたい。●ヨシムラヒロム/1986年生まれ、東京出身。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使。五反田のコワーキングスペースpaoで週一回開かれるイベント「微学校」の校長としても活動中。テレビっ子として育ち、ネットテレビっ子に成長した。著書に『美大生図鑑』(飛鳥新社)
2019.07.21 16:00
NEWSポストセブン
YouTuberになったオリラジ中田敦彦(イラスト/ヨシムラヒロム)
YouTuber中田敦彦 知性をおすそ分けする凄みについて
 人気のYouTuberをジャンルわけすると、創作物を披露する発表系、「やってみた」「歌ってみた」「踊ってみた」などのチャレンジ系などがある。そして、派手さはないが確実にニーズが高いのが教育系だ。塾講師などその教科の専門家が提供することが多かった教育系動画に、最近、芸人であるオリエンタルラジオの中田敦彦が加わり、注目を集めている。イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が、『中田敦彦のYouTube大学』がもつ特異性について考えた。 * * * 梶原雄太(キングコング)がYouTuberとしてそれなりの成功を収めて以降、追随するように多くの芸能人がYouTubeに参戦している。そのなかでも人気を集めているのが中田敦彦(オリエンタルラジオ)。2019年5月分の登録者増加数ランキングでは1位を獲得、今最も勢いのあるYouTuberとなった。 タレントがYouTubeに参戦する際のメリットは多い。1本目の動画から視聴者がいる、ネットニュースで記事化など書き出せばキリがない。ただ、最も大きなメリットは自身のキャラクターを既に認知されている点である。 女性モデルなら“メイク術”、ママタレントなら“生活の知恵”、どんな動画が配信されるのか視聴者が想像できる。タレントはニーズに合わせた動画を配信すればいいので、需要と供給が早めにマッチ。自身にキャラクターをつけようと四苦八苦している無名YouTuberを観たことがあれば分かるハズ。YouTuberとは動画の内容以上にキャラクター性が求められる商いである。 中田敦彦の話に戻そう。 視聴者の需要に応えるタレント中田、動画でも慶応大学出身のインテリキャラクターを打ち出す。チャンネル名は『中田敦彦のYouTube大学』、やることが明確なのだ。 処女作の動画タイトルは「緊張せずに人前でプレゼンをするためのメンタルコントロール」。『しくじり先生』『やりすぎ都市伝説』で披露された中田のプレゼン能力。その秘訣を紹介する内容である。話し方、滑舌、ロジックと「やっぱりプロだなぁ~」と唸ってしまう内容。しかし、それ以上に感心したのが“顔”。 イケメン芸人と呼ばれることは少ない中田だが兎に角“顔”がキレイ。他の男性YouTuberと比べて清潔感が段違い。長年、多くの人の視線に晒されてきただけにメディアに出る人の造形となっている。個人的に“顔”に気づけたことは発見だった。『中田敦彦のYouTube大学』は国語、歴史、科学、音楽、美術といった科目別に動画を配信。当初は国語「難読漢字BEST3」、歴史「中国王朝の覚え方」、科学「相対性理論を一言で説明」、音楽「サカナクションの好きな曲BEST3」、美術「天才ピカソを徹底解説」と科目をバランスよく公開。全ての動画は10分前後に収まっていた。 しかし、27本目の歴史「キリスト教のカトリックとプロテスタントとは?」の動画が51万再生と大ヒット。視聴者の需要が歴史にあると気づいた中田は歴史動画に傾倒していく。現在ではヨーロッパ史、中国史、インド史と人類の過去を日々、中田流に紐解き続けている。 数百年間を語る歴史動画、一本の再生時間は長い。それゆえ、動画の途中で入る広告も多い(有料サービスに登録すればなくなる)。一般的にこういった動画は視聴者から避けられるが、中田の動画には「歴史を学べる」といった効能を持つ。一度観ただけで全てを理解することが難しいため、よって何度も再生したくなる。ネタが尽きることもない、中田にとっても歴史動画は最良のコンテンツだ。 べしゃりつくす歴史動画は明快だ。冒頭に「今回、覚えて欲しいことはこの3つです!」とポイントを発表し、解説を始めていく。動画ではお笑いで授かったテクニックも披露。なかでも国同士を擬人化し、漫才的なやりとりをさせることが印象に残った。 たとえば、1929年に起きた世界大恐慌を解説するシーン。ドイツ「アメリカさん、今月も融資お願いします……」アメリカ「いや、それどころちゃうねん。ウチもお金ないんや!」ドイツ「イギリスとフランスが第一次世界大戦の借金を返せって来ますよ!」イギリス、フランス「お前ら、どうゆう騒ぎやっ!」アメリカ「知るかー!もう今日からハンバーガーを買えへんほど金がないんや!」 と、一事が万事アッパーなテンションで中田は国になりきる。自身で消化しているからこそできる遊び。こんな動画を毎日更新しているから脱帽。流石!受験勉強の勝者である。情報を仕入れ、まとめるスピードが早い。 中田の動画には学ぶ楽しみと同時に「知らないことは恥ずかしい」といったメッセージも込められている。 僕の知人でミュージシャン志望の男がいる。彼は音楽をあまり聞かない。ゆえに少し変わった試みをしては「世界初の音だ!」と大喜び。その様子を見るたび僕は「それコーネリアスが2000年代前半にやったのになぁ……」と呆れる。情報化社会で情報を持っていないことは危険だ。 また、授業を聞いていると中田は知識を“啓蒙”することにかなりの興味を持っていることがわかる。この強い自我こそ他の教育系YouTuberと一線を画す部分。よって、ひとえに教育系といっても毛色が全然違う。 教育系動画の大半は学習塾が主宰し、受験勉強のためのノウハウが詰まった内容。しかし、中田の授業はすぐに受験で役立つような動画ではない。あくまでも知るキッカケとして機能している。そして、鑑賞後に後を引くのが中田の凄み。知性をおすそ分けされたような気分に……、端的に表せば「あっちゃんカッコイイ!」ということなのだろう。『中田敦彦のYouTube大学』には、オリエンタルラジオのリズム芸『武勇伝』に通ずる中田の“啓蒙”が込められている。オリエンタルラジオによる音楽グループRADIO FISHの『PERFECT HUMAN』も同様。「I’m a perfect human.」、歌われるのは中田を讃える内容だ。 中田は歴史から学んだ理屈を披露し、その結果を作品として世に発表している。漫才、歌、YouTube、どれも正しい理屈でバズに導かれている。そして、全てに“啓蒙”という共通点がある。 これまでのYouTuberは、知識量よりも行動力で中高生の人気を集めていた。大人の視聴者が増えた今、新しいYouTuberに求められるのはその逆で。歳を重ねれば、行動力は減退するが知的好奇心は向上していく。今後、中田のように確かな情報と明確な思想を持った教育YouTuberが増えていくことは必至である。●ヨシムラヒロム/1986年生まれ、東京出身。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使。五反田のコワーキングスペースpaoで週一回開かれるイベント「微学校」の校長としても活動中。テレビっ子として育ち、ネットテレビっ子に成長した。著書に『美大生図鑑』(飛鳥新社)
2019.05.26 16:00
NEWSポストセブン
吉田アナ、宇垣アナも TBS女子アナがフリー化する事情とは
吉田アナ、宇垣アナも TBS女子アナがフリー化する事情とは
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回はフリーになるTBSの女子アナたちについて。 * * * 1月末でTBSを退社することになった吉田明世アナが6日、レギュラー出演していた『サンデージャポン』(TBS系)に生出演。退社理由について、子育てをしていく中で「自分のペースで仕事をしていきたい」と説明した。  MCの爆笑問題とは、『爆報!THEフライデー』(同)でも共演し、業界用語で言うところの“ハマっていた”吉田アナ。まだ妊娠を公表していなかった時期、“サンジャポ”のスタジオで体調を崩した際、田中裕二のとっさの判断で事なきを得たことも記憶に新しい“サンジャポ”レギュラー中、頻繁に出ていたロケ先でアドリブを連発したり、自宅から中継したり、現夫との交際を撮られてからも、オープンに振る舞ったりしていた吉田アナは、テリー伊藤氏や西川史子ら、共演者からもかわいがられていることがわかった。  だからこそ、生出演して退社理由を説明。吉田アナの後を引き継いだ山本里菜アナとの関係も、すこぶる良好と見た。 そんな山本アナより「サンジャポには合っている」と吉田アナが評した宇垣美里アナにも退社するとの報道があった。『あさチャン!』のレギュラーを失い、「荒れている」とも報道された宇垣アナに手を差し伸べた“サンジャポ”で、「闇キャラ」として大ブレイク。ほぼレギュラーで披露するコスプレも毎回大好評で、昨年12月に発表された「第15回 好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)にて、TBSの局アナで唯一ランキングしたのが宇垣アナだったことは、「え? 宇垣って、こんなに人気あるの?」と局内をザワつかせたのではないか。実はこのランキング、回を重ねるごとに、局内で重要視されているからだ。 しかし、時すでに遅し。宇垣アナについては、既に退社後の所属プロダクションまで取沙汰されていて、決定的といえよう。  そして下記のことは“サンジャポ”のレギュラー陣も話題にしていたことなのだが、同番組でアシスタントを務めた女子アナはみな、フリーになって大きく羽ばたいているという事実。  海保知里アナ、青木裕子アナ、田中みな実アナ、吉田アナ、そして主に外回りを担当していた宇垣アナである。 同局の中では、キャラ立ちといえるタイプばかりであるうえ、局アナの恋愛スキャンダルでさえネタにしてしまうサンジャポで、彼女たちは、タレントや文化人たち相手に上手に振る舞っていたという特徴もある。中でも、オリエンタルラジオの藤森慎吾と交際していた田中みな実アナを中田敦彦と福田萌の結婚会見場に行かせ、質問させたのは、名場面のひとつだった。そして藤森との破局後、田中みな実をいち早くゲストに呼んだのも”サンジャポ“だった。  そんな“サンジャポ女子アナ”を始め、進藤晶子アナ、小島慶子アナ、久保田智子アナ、桝田絵理奈アナ、そして小林麻耶さんらの名前を挙げ、TBSは働かせ過ぎなのではないか、だから女子アナが続々退社してしまうのではないかという見方があるようだ。  そうだろうか。確かに、体を張るバラエティー番組から料理番組、番宣番組に至るまで一人でこなしていた小林麻耶さんのように仕事が集中していたケースはあったし、結婚や出産を機に退社を決めた女子アナも少なくない。これは一般の女性にもあてはまるのだけれど、どこから見てもバリバリのキャリアウーマンが、結婚や出産をして、「こっち(家)のほうが自分には合っているかも」とキャリアをストップするケースは実は少なくないのである。吉田アナはまさにそんな一例だろう。 私が思うTBSの女子アナ連続退社の理由は、同局が在京局のなかで、もっとも女子アナ活躍の場が少ない局だということなのである。 例えば朝ワイドの『あさチャン!』は、日テレ出身の夏目三久をメインに据えて久しい。続く『ビビット』でメインの女性は真矢ミキだ。『ひるおび!』は江藤愛アナが頑張っているが、『Nスタ』はタレントのホラン千秋。『NEWS23』はOGではあるけれど、雨宮塔子がメインである。そして、『報道特集』は、すったもんだの末、結局、NHK出身の膳場貴子がメインに座っている。「ウチの局は、他局を辞めた女子アナを真っ先に起用する」…、かつてTBSの男子アナがこうボヤいていたのを聞いたことがあるし、同局の大きな番組を長年任されている他局出身のフリーアナは「TBSの人って、自分の局のアナウンサーを信用していないように感じる」とも言っていた。 在京の民放局で唯一、テレビとラジオの兼営局であるTBSは、実はもっとも女子アナが長く働ける環境が整っていると長年思われてきた。顔を出さず、声で勝負ができるラジオは、年配の女性アナウンサーには居心地がいいハズ。NHKのベテラン女性アナウンサーが晩年、深夜ラジオでリスナーから高い支持を得るという実例もある。 だが、TBSの女子アナは、そんなラジオに魅力を覚える前に辞めてしまうのである。もっとも、平日のワイド番組のパーソナリティーも、ジェーン・スー氏や朝日放送出身の赤江珠緒アナだ。 件の吉田アナの“サンジャポ”出演について記したスポーツ紙を『はやドキ!』で紹介した7日早朝、新人の宇賀神メグアナが、丁寧語でリアクションした際、メインの高野貴裕アナのリアクションが興味深かった。 まず、吉田アナに丁寧語を使う必要はないと言い、吉田アナの産休中に入社した宇賀神アナに、それほど接点がないではないかとも指摘したのである。確かにそうだが、なぜそのポイントを掘り下げたのやら。相次ぐ後輩女子アナの退社に、高野アナも思うところがあったのかもしれない。 現在、在京民放局の中で、もっとも華やかな美人タイプが揃っているTBSの女子アナ。昔は、宇野淑子さんや桐本幸子さん、岩崎直子さん、遠藤泰子さん、菅原牧子さん、そして吉川美代子さんら、昔は職人気質のアナウンサーが揃っていて、ラジオを含め、局内の人気番組でメインを張っていたものだけれど、いま、そんなことを言っても仕方がないのだろうか 宇賀神アナが、キャラクター抜群で読みもしっかりしていた吉田明世アナと共に仕事をし、いろいろ教えてもらいたかったと思うのは当然のこと。働き盛りのアラサー女子アナの退社が相次ぎ、結果、男性スタッフが仕事がしやすい20代の女子アナばかりになってしまうのは兼営局として少々マズイのではないかと思うのは私だけだろうか。
2019.01.13 07:00
NEWSポストセブン
ジャンプ縛りのコスプレスリーショットを公開 生駒里奈の髪にも視線が集まる
ジャンプ縛りのコスプレスリーショットを公開 生駒里奈の髪にも視線が集まる
女優の足立梨花さんのインスタグラムに女優の生駒里奈さんが登場。テレビ東京で放送されている「特捜警察ジャンポリス」で共演しているお笑い芸人の中田敦彦さんとのスリーショットが公開されています。https://www.instagram.com/p/Bpa0LkSBFk-/「今日のジャンポリはコスプレ。みなさんのクオリティーがまた高くて高くて…ほんとに幸せな収録でした♡」とコメントが添えられた写真に、ファンからは「いや、これはかわいすぎるでしょ!」「3人ともめっちゃ似合ってる!」「生駒ちゃん…カツラ?地毛?」「みんなクオリティ高い!」と反響が寄せられています。生駒さんがコスプレしたキャラクターは「約束のネバーランド」の“エマ”、足立さんが「ハイキュー!!」の“清水潔子”、中田さんは「銀魂」から“近藤勲”とジャンプ縛りのコスプレを披露しました。
2019.01.10 08:28
SNSのニュースメディア Insty
オリラジ中田「良い夫やめた」宣言に見る「合理的思考」
オリラジ中田「良い夫やめた」宣言に見る「合理的思考」
 お笑いコンビ・オリエンタルラジオ中田敦彦氏の「良い夫やめました」とするインタビュー記事が配信されて話題になっている(日経DUAL、2018年10月22日付)。内容は、妻の要求に添って仕事を減らして早めに帰り、それでも収入は増やし、家では家事も育児もやり、何もかも妻の言う通りにするという“自己改革”をした結果、なぜかお互いにストレスがマックスになったので「もう良い夫はやめます!」というものである。 オリラジ中田氏の妻は、タレントの福田萌さん。彼女との関係について中田氏は「小遣いは3万円で、GPSで監視されている。切り詰めていてもすごく幸せ」などとたびたび語っていた。 ところが福田さんは中田氏に「あなたは一切変わっていないし、ただ成功したいだけの人」と詰め寄ったらしい。そしてすべて妻の言うことを聞く生活を送ってきた彼は、こんなことに気付いたという。〈妻は、「あなたは、これをしてくれなかった」「あなたは、あれをしてくれなかった」と、足りないことばかり注目するようになっていました〉(上記インタビュー記事より) ママ友と夫のグチ大会をして、「自分の夫はお風呂で子供を洗ってくれない」などと、不満な点ばかりに目が行くようになる。そして夫は疲弊する。中田氏は、妻に「離婚してもいい」という立ち位置でもう一度生活を見直そうと話した──。 中田氏のインタビュー記事に対し、ネットでは、「モラハラ」「脅し」「なるほど、独身になりたいわけだ」という声が相次いだ。 そうだろうか。私は、中田氏は「ハイスペ思考」なのだと思う。 彼はもともと東京学芸大学附属中高から慶應経済学部へ進んだエリートだ。たしかに彼の発言は極端にも見えるが、仕事を減らしても収入を増やし、妻の意向に添って動くという「結果」を出した中田氏は合理的ハイスペ思考そのものである。 福田萌さんとしては、要は「私と向き合って」という“女子っぽい”要求をしていると思うのだが、中田氏は合理的・論理的に頭を動かし手を動かした結果、夫婦の歯車が狂ったようだ。こうなると、毎日子供をお風呂に入れようが、オムツを何枚変えようが関係ない。 年収7000万円の外資金融営業マンと結婚した元港区女子のリカは、夫は平日はほとんど帰らないという週末婚状態である。「俺が稼ぐんだから、家を仕切るのはお前」。そういって、子供のオムツ変えもしない。「そのかわり金で不自由させない、それが俺の役割だ」が口癖で、毎年のように年収を増やしている。この夫婦間に「ともに手を取る子育て」は皆無である。だが、リカはシッターなどに依頼しながらうまく育児を回し、「私も楽しむもんね」と趣味のネイルやエステに通っている。 一方、投資家兼実業家のハイスペ男性・タカシと結婚したミサは、中田敦彦・福田萌夫婦と同じ悩みを抱えていた。「帰宅時間もまちまち、私は一人で赤ちゃんを見てるのに、あなたは全然手伝わない! ママ友は旦那さんが土日は見てくれるのに、あなたは土日はゴルフ!」 こんな不満でぶつかり合うことはしばしばだった。ミサがタカシの親にまで「彼が子育てに非協力的で…」などと騒いだ結果、夫はゴルフをやめ、土日は家にいるようになり、週末の“家事スケジュール”まで作って(こういうところがハイスペ思考)実行してくれるようになった。 それでもミサが「私はなかなかストレス発散できないのに、いいよね、平日の夜は飲みに行けて」などと愚痴った結果、夫は平日の夜も早めに帰ってくるようになった。すると彼はどんどん覇気がなくなっていった。そして──。 ある日、ミサが「オムツがない。あと10枚くらいしかないのに、どうして買ってないの」と文句を言ったところ、突然タカシがキレた。「もうこれ以上、なにを俺に求めるんだ! 稼いで、言うこと聞いて、あとはなんだ」 離婚届を置いて出て行ったという。 ハイスペ男は、並大抵ではない努力と合理的思考で動くから成功していると言える。そこに“そこらへんの女子”の文句をぶつけると崩壊しかねないのだ。 どちらが悪いということではない。これは相性の問題だ。ハイスペ思考を持つ特殊な男たちと平和な家庭を作るのは簡単ではないのだと思う。◆文/吉川リサコ(港区女子、コラムニスト)
2018.10.31 16:00
NEWSポストセブン
中田敦彦
オリラジ中田敦彦も? 芸能界「干される」の実態とは
 オリエンタルラジオ・中田敦彦の動きが注目されている。中田は3月末で『ビビット』(TBS系)のコメンテーターを降板、9月末には6年間、コンビでレビュラーを務めてきた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を2人そろって卒業。こうした相次ぐ降板から、中田が業界から「干された疑惑」が一部で報じられた。そもそも、芸能界でよく言われるこの「干される」ということは、実際にあるのだろうか。その実態に迫る。◇オリラジ中田は「仕事を整理した」 まずオリラジ露出減の一因と言われているのが、ダウンタウン松本人志をめぐる騒動だ。両者が直接やりあったわけではないが、ことの経緯をたどると、そこには何らかの“冷戦”が見て取れる。 昨年、脳科学者・茂木健一郎氏がツイッターに「地上波は終わコン」「日本の“お笑い芸人”のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に“終わっている”」と投稿。同氏はのちに『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、レギュラーコメンテーターを務めている松本から先の発言を糾弾され、謝罪に追い込まれた。 これに反応したのが中田だった。ブログで、茂木氏への支持を表明したうえで、「大御所の番組に出演して大御所に面白くないと言われ公開処刑をされてしまいました」などと暗に松本のことを批判。のちに中田は、吉本興業の上層部から「謝れ」と言われたとラジオ番組で証言している。 こうした騒動があって、「干された疑惑」が『週刊女性』に報じられたのだが、中田は同誌の取材に対して「干されたわけじゃない。仕事を整理したんです」とこれを否定している。◇業界にある「圧力」と「忖度」 中田のケースの真相は不明だが、そもそもそうした「干される」といったことは実際あるのだろうか。業界関係者のA氏が語る。「ありますよ。番組のキャスティング会議では、そのコンテンツに応じたタレントがゲストとして決まっていきます。それぞれの人気やトークスキル、世間からの印象などが考慮されますが、そうした対外的なこと以外に、プロデューサーから“その人はやめておこう”と理由もなく言われることがあるんです」 それは「干されている」ということなのか? A氏が続ける。「『干される』には、1つは当事者からの圧力、そしてもう1つは、その下の人間、および周囲の『忖度』の2つに大別できると思います。前者は言うまでもありませんが、『忖度』に限って言えば、現場に流れる“気まずい空気”から、それまでは積極的に使っていたタレントに対し“ひとまずやめておこう”と起用を躊躇してしまうというものです。 気まずい空気というのは、“大物芸能人が使うなと言ってるらしい”とか“お世話になってる業界関係者が、そのタレントを使ってほしくないみたいだ”など、いろいろ噂されますが、はっきりした理由は現場まで下りてことないことが多いですね。実際、そうした情報が本当なのかどうかもわかないことがほとんどです」  そうした見えない空気に逆らってキャスティングしようという勇敢なテレビマンがいるなら別だが、一度「干された」烙印を押されてしまったタレントを無理してでも起用する番組はほぼないという。◇事務所からの移籍・独立で仕事激減のケース  干される理由としてマスコミでもたびたび取り上げられるのが、所属事務所からの移籍・独立だ。ギャランティなどの契約体制への不満が露呈した時にそうしたケースが多く見られる。「円満退社」も多いが、中には事務所とのトラブルが発生する場合もある。「例えば、某タレントが、個人事務所を立ち上げようとしたことで揉めたというケースがありました。双方、直接このことについて触れている機会がないため真実のほどは定かではありませんが、トラブルのイメージがあって番組側からすれば“起用しにくい”と敬遠することは実際あります。それが“干された”というなら、そうなのでしょう」(A氏) これは別のタレントのケースだが独立後、業界関係者からテレビ局などに「使わないでくれ」とお達しが回ったこともあったという。それに従うかどうかは起用する側の判断となるが、先に述べたようにリスクを冒してまで起用に踏み切ることはないようだ。 また、爆笑問題・太田光の妻で、彼らも在籍する個人事務所タイタンの代表・太田光代氏が、ニュースサイトで、こんなことを言っている。もともと彼らは太田プロダクションにいたのだが、「爆笑問題がいきなり太田プロを辞めてしまったんです。芸能界で絶対やってはいけない不義理を犯し、彼らは仕事を失いました」と振り返っている。さらに、「3年後ようやく太田プロに戻れそうだったのに太田が『戻らない』と言い出して。他の事務所に所属したらまた問題が出る。だったら私が事務所をやるしかないと覚悟してタイタンを立ち上げたわけです」。  補足すると、爆笑の2人は、彼らをスカウトし、育ててくれた太田プロをわずか2年ほどで飛び出した後、仕事が激減。3年後、ようやく雪解けして太田プロから「戻ってもいい」と言われたのにそれを突っぱねたということだろう。 彼らの仕事が激減した理由が、圧力なのか、忖度なのか、それとも当時の彼らの実力不足だったのかは不明だが、光代氏が彼らの独立を“芸能界で絶対やってはいけない不義理”だとして、それによって“仕事を失った”と語っていることは注目だろう。◇視聴者からのバッシングも原因に? 最近多いのが、不倫スキャンダルによる露出減である。これは主に視聴者からの嫌悪感が、今のSNS全盛の時代、1つの強大な力となってスポンサーやプロダクションに、そのタレントの起用を中止させる事態となっているというもの。これも結果的に「干される」ということの新しい動きと言えるだろう。 人気タレントが突然、テレビからいなくなったらその時は、実は「干された」のかもしれない。(芸能ライター・飯山みつる)
2018.10.20 07:00
NEWSポストセブン

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