9月6日、TBSの山本里菜アナ(29)が10月いっぱいで同局を退社すると報じられた。同局も退社の事実を認めており、今後はフリーアナとして活動していく予定だという。山本アナは主に情報番組やバラエティ番組を中心に活躍、現在も『ひるおび』や『ジョブチューン』など人気番組にアシスタントなどの立場で出演している。フリー転向後の展望についてはまだ明かされていないが、局内では「これは痛手だ」との声が上がっているという。30代のTBS男性局員が言う。
「どの局も女子アナのフリー転身が増えていますが、うちは他局に比べて明らかに多い。山本アナは新人の頃に『あさチャン!』で報道も経験しているし、明るいキャラクターでバラエティ番組での立ち回りも上手かった。こういうどんな番組もこなせる人が退社するのは痛い。最近は、TBSもYouTubeチャンネルに力を入れていて、山本アナは後輩の近藤夏子アナ(27)と一緒にそのチャンネルをメインで回してくれていたので、今後はその運営も大変になりそうです。あと、局内では“またサンジャポの呪いだ”と冗談を言う人もいますよ」
きっかけは4代目の青木裕子アナ
山本アナは2017年に青山学院大を卒業し、同局に入社。彼女を一躍、お茶の間に知らしめたのは2018年1月から昨年3月まで出演した日曜朝の情報番組『サンデー・ジャポン』だった。7代目アシスタントとして活躍し、現在の夫で外資系金融会社に勤める男性との交際が報じられた際は、赤いベンツに乗っていたことから「赤ベンツ王子」と話題を集めた。局員が“サンジャポの呪い”と言うのは山本アナを含む歴代アシスタントの面々にある。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が語る。
「山本アナを含むと初代アシスタントの小倉弘子アナ(48)と現在出演中の8代目・良原安美アナ(27)、そして今回の山本アナ以外は全員がTBSを退社しています。小倉アナはサンジャポの前任番組から引き継いでの出演でしたから、実質的にサンジャポが始まってからのメンバーはほとんどが退社しており、非常に珍しい番組と言えます。きっかけになったのは4代目の青木裕子アナ(40)が局アナという枠を越えたアイドル的人気があり、かつ番組内でいじられるようになったのが転機ではないでしょうか。
その流れを5代目の田中みな実アナ(36)が引き継いだ。田中アナがフリーで大活躍したこともあり、サンジャポはTBSのアイドルアナの登竜門のような感じになっています。山本アナは“赤ベンツ王子”の時も軽妙に自身をネタにして笑いを取っていたので、フリーでも需要があると思います。現在出演中の良原アナも彼氏が“資産9億円御曹司”などと熱愛報道をいじられており、今後フリー転身がありそうな1人だと思いますね」
女子アナの仕事も多様化するなか、TBSにとって主力アナの退社は頭を悩ませることとなりそうだ。