家族でドライブを楽しむ二宮。妻は助手席に(2023年5月)

家族でドライブを楽しむ二宮。妻は助手席に(2023年5月)

 なかでも意見が食い違ったのが二宮と松本だという。

「そもそも2人の確執が噂されたのは、2019年11月に二宮さんが元フリーアナウンサーの女性と結婚したとき。20周年ツアー真っ最中のタイミングでの結婚発表に、松本さんが反発し、大野智さん(42才)とともに祝福コメントを出しませんでした。さらに二宮さんはコンサート中に自分の口からファンに説明することを望みましたが、構成や演出を仕切る松本さんがGOサインを出さなかったと聞きます」(前出・芸能関係者)

 また、2021年6月、前述した『ジャにのちゃんねる』について、松本がブログで「YouTubeのオファー来なかったな。もう少し待ってたら来るかな?」などと綴ったのに対し、二宮がYouTubeで「松本さんにお支払いできるギャラがうちにはないんです」とやんわり“口撃”して話題になった。

 しかし、同年11月、嵐のCDデビュー22周年記念日に行われたライブフィルムの舞台挨拶で、大野を除く4人が活動休止後初めて揃って公の場に登場。このとき、二宮と松本の立ち位置は隣同士で、フォトセッションでは2人が肩を組む姿が見られた。この光景にファンは安堵したが、一度生じた溝は完全には埋まっていなかったのか──。

「2人は大人ですから、表面上は仕事相手としてよい距離感をもって接しています。しかし、2児の父親となった二宮さんと、独身を貫く松本さんの“アイドルとして”の価値観は時を重ねるごとに隔たるばかりです」(前出・芸能関係者)

 嵐の今後についても2人の方針はかけ離れていたようだ。

「嵐の再始動計画の道筋がはっきりと決まるまでは、いたずらに再始動の話題に触れないようにしたり、嵐がバラバラであることを印象付けることは避けて、いまはまだ嵐を壊したくなかった松本さんと、個人の活動も安定させたい二宮さんの意見の食い違いが大きく、全面的に激突状態だったと聞きました。

 二宮さんは独立を発表した際、『僕は明日からも嵐です。再開するときはメンバーとして一緒にやっていく』と“嵐愛”を強調しましたが、現状で嵐の再始動は影も形もないと言わざるを得ず、松本さんは大きく落胆したはずです」(前出・芸能関係者)

「家族がいちばん。その次が仕事」

 二宮を変えたのは、冒頭の動物園で仲睦まじい様子を隠さなかった家族の姿だ。嵐の活動休止後の2021年3月に長女、2022年11月に次女が誕生した二宮は現在、家族と過ごす時間を心から楽しんでいるようだ。

「現在の彼にとって最も重要なものは妻と2人の娘で、本人も『家族がいちばん。その次が仕事』とよく口にしている。人生の優先順位が変わり、家族との時間を大切にしたいからと仕事を選ぶようになった。昔ならあり得なかったけど、いまは家族でサイクリングに出かけることもあるみたいです」(二宮の知人)

 2022年冬に公開された映画『ラーゲリより愛を込めて』に主演したことも、二宮を大きく変えたといわれる。

「二宮さんが演じたのは、第二次大戦後にシベリアに抑留された日本人兵士。自らの祖父を思い出して号泣しながら役作りに没頭した二宮さんは、撮影中に自分のルーツや先祖、子供たちの将来について深く考えるようになっていきました。そうした経験を生かして海外を拠点に本格的に役者をやってみたいとの夢もあるようです。いまの彼には嵐と同じくらい守るべきものができたということでしょうね」(前出・二宮の知人)

 松本と二宮、どちらにも正義があり、守りたいものがあった。その決断は、グループにとって哀しい結末になるのか、それとも──。

※女性セブン2023年11月16日号

関連記事

トピックス

歌手の一青窈を目撃
【圧巻の美脚】一青窈、路上で映える「ショーパン姿」歌手だけじゃない「演技力もすごい」なマルチスタイル
NEWSポストセブン
一時は食欲不振で食事もままならなかったという(4月、東京・清瀬市。時事通信フォト)
【紀子さまの義妹】下着ブランドオーナーが不妊治療について積極的に発信 センシティブな話題に宮内庁内では賛否も
女性セブン
5月場所は客席も活況だという
大相撲5月場所 溜席の着物美人は「本場所のたびに着物を新調」と明かす 注目集めた「アラブの石油王」スタイルの観客との接点は?
NEWSポストセブン
優勝トロフィーを手にしたガクテンソク
【THE SECOND優勝】ガクテンソクが振り返る「マシンガンズさんが自滅しはった」 昨年の“雪辱”を果たせた理由
NEWSポストセブン
亡くなった6歳の後藤鈴ちゃん(SNSより)。一家に何があったのか
《戸越銀座・母子4人死亡》被害者妻が明かしていた「大切な子どもへの思い」3日前に離婚したばかりの元夫は「育休取ってる」アピールも…家には「日中も窓にシャッター」の違和感
NEWSポストセブン
被害者の渡邉華蓮さん
《関西外大の女子大生を刺殺》「自宅前で出待ちされて悩んでいた」殺害された女性宅周辺で目撃されていた「怪しい男」抵抗されながら刺し続けた交際相手の強い殺意
NEWSポストセブン
お騒がせアイドルとして人気を博した榎本加奈子
《略奪婚から20年》43歳の榎本加奈子「爆弾発言アイドル」から敏腕社長に転身「人気スープカレー店売却」で次に狙う“夫婦念願の夢”
NEWSポストセブン
死亡が確認されたシャニさん(SNSより)
《暴徒に唾を吐きかけられ…》ハマスに半裸で連行された22歳女性の母親が“残虐動画の拡散”を意義深く感じた「悲しい理由」
NEWSポストセブン
所属事務所は不倫を否定(時事通信フォト)
《星野源と新垣結衣が完全否定》「ネカフェ生活」NHK・林田理沙アナとの疑惑拡散の背景「事務所が異例の高速対応」をした理由
NEWSポストセブン
9月の誕生日で成年を迎えられる(4月、東京・町田市。写真/JMPA)
【悠仁さまの大学進学】幼稚園と高校は“別枠”で合格、受験競争を勝ち抜いた経験はゼロ 紀子さまが切望する「東京大学」は推薦枠拡大を検討中
女性セブン
杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
1986年11月の「リベンジ髪切りデスマッチ」
【クラッシュ・ギャルズvs極悪同盟】長与千種、ライオネス飛鳥、ダンプ松本、ブル中野…当事者たちが明かした“最凶の抗争”40年目の真実
週刊ポスト