「恐ろしいです。被告人には重い処罰を……」
交際相手だったBさんに薬を盛るという謎行動を繰り返した山本被告。かつて、別の交際相手の飲み物に覚醒剤を混入させ、そのまま警察に連れてゆき、逮捕させたという過去もある。このときの警察の対応を不満に思い、警察を困らせるため、「病院への殺害予告」の手紙を送っていた。
そんな山本被告に対しては「煉炭自殺と偽って被害者を誘い殺害を実行した。Bさんへの恨みから殺人犯の汚名を着せようと、被害者を単なるモノ、道具として扱い復習に利用した」として無期懲役が求刑されている。判決は11月中旬を予定している。
◆取材・文/高橋ユキ(フリーライター)