西武の三軍の練習に参加していた山川穂高
ただ、現時点（7日時点）で山川はFA宣言をしていない。『日刊スポーツ』は、球団が単年契約を提示したものの、「今のところ返答がないもよう」と報じているが、“元サヤ”の可能性も低くはない。
「ファンの気持ちを別にすると、山川のことを一番必要なのは間違いなく西武です。今シーズンは主砲が突然ベンチから消え、貧打は目に余るものがありました。チームは序盤、上位につけていたのに、山川離脱とともにみるみる順位は低下。最下位こそ逃れましたが、ファンはただただ鬱憤が溜まる1年でした。
山川はもともとひょうきんなキャラクターの持ち主で、女性や子供のファンも多かった人気者。それも不祥事で地に落ちましたが、FAを行使するのは西武ファンにきちんと“詫び”を入れてからでも遅くはないでしょう。
西武が単年契約を提示したのは“もういらない”というサインのように見えますが、見方を変えれば“あと1年やるから、きちんとケジメをつけてから出ていけ”という親心にも思えます。それを意気に感じて男気を見せるのか、はたまた新天地で出直す道を選ぶのか。どちらも茨の道ですが、西武で筋を通すのがベストだと思いますが……」（前出・野球ライター）
日本シリーズが終わっても、まだまだ野球ファンの注目は続きそうだ。
