メッセージ

離婚を報告するメッセージ

 羽生さんの活躍の裏には、全力で彼をサポートしてきた母親や家族の存在があったことは周知の事実だ。家族の強力なサポートのもと、羽生さんは世界に君臨するトップアスリートになった。そしてその体制やサポートは、結婚した後も変わらなかったと記事は報じている。緻密に計算され組み立てられたロケットは、ネジ1つでも変われば動かなくなり、バラバラになる可能性がある。サポートする人が変われば、これまでの調和や統制が乱れる可能性はある。引退してもまだ、これまで以上のパフォーマンスを披露しようと意気込む羽生さんにとって、わずかな変化ですらパフォーマンスに影響するだろうことは想像に難くない。現状維持が一番だと考えても不思議はなく、お相手がそこに入ることによって起きるだろう変化を、羽生さんたち家族は案じたのかもしれない。

 だが結婚したからには自分も何らかの形で相手をサポートし、支えたいと思うのが普通である。しかし羽生結弦がトップアスリートとして活躍し続けるためにはそれが難しく、それぞれが葛藤していたということかもしれない。

 お相手の実名を報道した山口県の地元紙は、週刊現代編集部の問い合わせに《最後までAちゃん(元記事では実名)を守ってくれよ、男なら最後まで守り抜けよ》とコメントしネットニュースとして報じられ、物議を醸したという。

 最後までと考えるのか、傷は浅いうちにと考えるかはその人の考え方次第だ。このままズルズルと引き延ばし、羽生さんのパフォーマンスに影響を及ぼすことは、彼もお相手も望まなかっただろう。真実はわからないが、お互いにダメージが深刻になる前にリセットしようと考えたのではないか。

 羽生さんが決めたなら、それがその時の彼にとってベストの決断だったということだろう。

(写真/JMPA)

園遊会で将棋の羽生善治氏と(写真/JMPA)

関連キーワード

関連記事

トピックス

氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
AKB48の元メンバー・篠田麻里子(ドラマ公式Xより)
【完全復帰へ一直線】不倫妻役の体当たり演技で話題の篠田麻里子 ベージュニットで登場した渋谷の夜
NEWSポストセブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
《大谷は誰が演じる?》水原一平事件ドラマ化構想で注目されるキャスティング「日本人俳優は受けない」事情
NEWSポストセブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害男性は生前、社長と揉めていたという
【青森県七戸町死体遺棄事件】近隣住民が見ていた被害者男性が乗る“トラックの謎” 逮捕の社長は「赤いチェイサーに日本刀」
NEWSポストセブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
パリ五輪への出場意思を明言した大坂なおみ(時事通信フォト)
【パリ五輪出場に意欲】産休ブランクから復帰の大坂なおみ、米国での「有給育休制度の導入」を訴える活動で幼子を持つ親の希望に
週刊ポスト