懲戒免職になれば記録すべてが“参考記録”に
白鵬はしばらく弟子の指導から離れ、一門の部屋付きの親方として活動していく。
「協会の現理事長・八角親方はあと4年で定年退職となり、協会内の反白鵬の理事たちも軒並み定年することで、数年後には元横綱・稀勢の里を中心にした白鵬と同世代の親方たちが中心になってきます。そうなれば、白鵬は復権できると考えているようですが、そんなに甘い話ではありません。
そればかりか、部屋付きの期間に別のトラブルが起きたり表面化したりすれば、懲戒免職にまで話がおよぶ。
そうなれば白鵬の記録はすべて“参考記録”になり、最多優勝も最多勝利も記録保持者が“日本人”に戻ります。協会はそこまで絵を描いている様子もある」(別の相撲ジャーナリスト)
江戸時代から脈々と続く大相撲。世界に誇る日本の国技は、狭小な争いに終始している。
(了。前編から読む)
※女性セブン2024年3月28日号