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酒井法子 潜伏中「私なんか死んだほうがいい」と泣きじゃくる

 昨年8月、日本中を揺るがした酒井法子夫婦の覚せい剤所持事件。あの5日間の潜伏時、酒井と常に行動をともにしていたのが、27年間彼女を見守り続けてきた継母だった。あのとき、何が起きていたのか、酒井の継母・直子さん(仮名・63)が初めて明かした。

 夫の逮捕から半日が過ぎた8月3日の夕方、直子さんは東京・西新宿に止めた車の中で、娘と落ち合った。

「5月の最後の土曜日に孫の運動会で会って以来、2か月ぶりでした。法子は私の顔を見ると、泣き始めました。その様子を見てただ事ではないと動揺する気持ちがありました。私が“泣いてないできちんと説明しなさい”というと、“昨日の夜、死のうと思った。私なんて死んだほうがいい。ごめん”とさらに激しく泣きじゃくるので、“子供はどうするの、しっかりしなさい”といったきり、次の言葉をいえませんでした」(直子さん)

  そのとき、直子さんはそれ以上のことを聞けなかった。無言のまま車は山梨へと向かっていった。ひと晩、山梨県内にある親戚の家で過ごし、その翌日、8月4日に東京の東大和にあるマンションの一室に移った。

 「下着を手洗いしたり、やることがなくなるくらい掃除に専念していました。その間、何も話はしませんでした。テレビをつなげてもらって、8月5日の夕方にニュースをふたりで見ました。ニュースでは、娘が失踪中とされていました。見ている間、ひと言も会話をしませんでした。ニュースが終わると、私もこれ以上は無理だな、と思いました。娘に会ってからまる2日間、聞かなければいけないけど、こわくて聞きたくなかったから避けていた部分があったと思います。

  意を決して、“あなたも覚せい剤をやってたの?”と聞くと法子は“うん”とうなずきました。とにかく何かいわなくてはと思い、“なんで?”と聞きました。“別れようとしていたとき、覚せい剤を持ってきてつい手を出した”そんな風に答えていたと思います」

 ※女性セブン2010年12月23日号

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