ライフ

「トマト寒天ゼリー」 大腸がん、糖尿病、肥満に良いらしい

 ベストセラー『がんばらない』著者で、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏は、成人病にもメタボにも効く万能食は「トマトの寒天ゼリー」だと説く。

 * * *
 1年がかりで、地元、長野県茅野の寒天製造会社と新商品を開発した。

 かつてこの地域は脳卒中も多く、不健康で短命、医療費も高かった。それがどうして健康で長生き地域に変貌したのか。しかも長寿になれば年寄りが多くなり、医療費も高くなるはずなのに、日本でも有数の低医療費地域になった。

 その理由を聞かれると、僕は「山国で海を食べるから」と答えている。変な答え、である。

 諏訪中央病院のある茅野市は、江戸時代から寒くて空気がきれいな環境を活用して、海がないのに全国からテングサを集め、寒天作りを行なってきた。寒天は食物繊維の王様である。トマトは抗酸化力が強く動脈硬化を予防する。繊維の王様と赤い色素のトマトを合体させた『トマト寒天』を奨励した結果、脳卒中はグンと少なくなり、大ブームになった。

 日本中で棒寒天が売り切れ状態になるほど。このとき『トマト寒天』の作り方をずいぶん聞かれ、なんとか簡単にできないものかと考えた。

 そして、ついに完成したのが、『ドクターかまちゃんの寒天ゼリー』(※注)である。熱湯を入れて1分間かき混ぜ冷蔵庫で固めるだけ。

 血糖値の急激な上昇を防いでくれるため、内臓脂肪型肥満の人に効果がある。もちろんメタボリックシンドロームの予防にもなる。

 また超低カロリーなのに満腹感があるので、自然と食事の摂取量が減る。数キロ痩せる人が多い。さらに便秘にも効果があり、大腸がんも少なくなる。肌がキレイになる。糖尿病の方にもいい。いいことずくめだ。

(※注)商品は3種類、6人分セットで1000円。注文は0263(46)4218
http://jcf.ne.jp/index.html/へ。

※週刊ポスト2011年2月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
「救急車と消防車、警官が来ていた…」遠野なぎこ、SNSが更新ストップでファンが心配「ポストが郵便物でパンパンに」自宅マンションで起きていた“異変”
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン