ビジネス

25歳から保険に加入すれば45歳時加入の月々保険料の半分に

 ほとんどの人が今加入している保険を見直すだけで大きく得をするというが、まだ保険に加入していない若い世代は、どんな保険に入ればよいのか。財務支援研究所所長の小島宏之氏が、「25歳男性・年収300万円(サラリーマン)・独身」のケースで加入すべき保険のポイントを解説する。

 * * *
 今はまだピンとこないかもしれませんが、子どもの教育費や住宅ローンなどの出費がない若いうちにこそ、しっかりと将来に向けたベースづくりをしたい。

 具体的には、下表(※)のように、まず【1】入院時に日額1万円が受け取れる積立型医療保険、【2】がんや心筋梗塞、脳卒中と診断された時に給付金がもらえる特定疾病終身保険に加入する。これならたとえ入院しなくても在宅療養やリハビリ費用に回せます。

 これだけでも十分ですが、【3】利率変動型終身保険にも加入しておくとよいでしょう。これは自分の死亡保障ですが、それまでにたまった解約返戻金を老後資金として取り崩すこともできます。

 下表の保険料を払い終えると、累計で約835万円になりますが、これに対し60歳時の解約返戻金は約827万円が最低でも保証され、今後の運用次第では上回る可能性もあり、少なくとも損はしないといえるでしょう。同じような保険に45歳で加入すると、月々の保険料は倍ほどになりますから、ぜひ若いうちに用意しておきたいものです。

(※)新規加入保険案
保険種類/保障金額/保障期間・払込期間/月払保険料
【1】積立型医療保険/入院日額1万円/終身・55歳/8635円
【2】特定疾病終身保険/300万円/終身・55歳/6078円
【3】利率変動型終身保険/500万円/終身・55歳/8545円
(保険料計 月額2万3258円)

※マネーポスト2011年5月号

関連キーワード

トピックス

維新はどう対応するのか(左から藤田文武・日本維新の会共同代表、吉村洋文・大阪府知事/時事通信フォト)
《政治責任の行方は》維新の遠藤敬・首相補佐官に秘書給与800万円還流疑惑 遠藤事務所は「適正に対応している」とするも維新は「自発的でないなら問題と言える」の見解
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
《自維連立のキーマンに重大疑惑》維新国対委員長の遠藤敬・首相補佐官に秘書給与800万円還流疑惑 元秘書の証言「振り込まれた給料の中から寄付する形だった」「いま考えるとどこかおかしい」
週刊ポスト
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
《高市首相の”台湾有事発言”で続く緊張》中国なしでも日本はやっていける? 元家電メーカー技術者「中国製なしなんて無理」「そもそも日本人が日本製を追いつめた」
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《バリ島でへそ出しトップスで若者と密着》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)が現地警察に拘束されていた【海外メディアが一斉に報じる】
NEWSポストセブン
大谷が語った「遠征に行きたくない」の真意とは
《真美子さんとのリラックス空間》大谷翔平が「遠征に行きたくない」と語る“自宅の心地よさ”…外食はほとんどせず、自宅で節目に味わっていた「和の味覚」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 維新の首相補佐官に「秘書給与ピンハネ」疑惑ほか
「週刊ポスト」本日発売! 維新の首相補佐官に「秘書給与ピンハネ」疑惑ほか
NEWSポストセブン