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内部被曝抑えるには、ほうれんそうなど葉ものや小魚を食べる

放射能汚染が止まらない。雨や大気からだけじゃない、放射性物質は食物や呼吸から体内へ。美作大学大学院・山口英昌教授によれば、「放射線を体外から浴びるのが外部被曝。一方、食物や飲み物に含まれている放射性物質が体のなかにはいり込む。その放射性物質から放射線が出て被曝すること、これが内部被曝」という。

では、内部被曝を防ぐためには、どうすればよいのだろうか。

「まずマスクをすることで埃を吸い込むことを防ぎ、帽子や長袖で髪や衣服への付着を防ぎます。少しでも体の中にはいらないように注意するしかありません」(琉球大学・矢ヶ崎克馬名誉教授)

また、日頃から食事に気を配ることも大切だという。

「ほうれんそうやパセリなどの葉もの野菜やいも類などに含まれるカリウムは放射性セシウムを尿とともに排出しやすくします。骨に集まるストロンチウムは、カルシウムをきちんと摂ることで体内の蓄積を防ぐことができます。内部被曝の被害を抑えるには、日頃から野菜や小魚などをバランスよく食べることです」(北里大学獣医学部・伊藤伸彦教授)

放射能から身を守るためには、放射線量の数値に留意するだけではなく、すべきことがまだまだある。

※女性セブン2011年6月9日号

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