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2011.07.11 16:00  週刊ポスト

“放射能カットする”と10万円で古い空気清浄器売る詐欺横行

“原発ノイローゼママ”の不安につけこむ「放射能詐欺」が横行している。すでに「詐欺」として報道されているものには「給湯器に放射線が溜まって危険だ。清掃しないといけない」などという勧誘・販売や、放射性物質を体外に排出するというふれこみの健康飲料水などがある。

こうした業界に詳しい某広域暴力団幹部によると、これから詐欺のバリエーションは増えていく一方だという。

「少し前はNASAで採用されてるっていう浄水器がイチオシだった。これが高すぎるって人には放射能が除去できる水をすすめて2リットルで2万円とかで売る。ただの水道水だけどね。

これからは空気清浄機がアツいと思うよ。放射性物質ってのが花粉みたいなもんだって奥さん連中が理解してきたことに加え、有名なB社のセールストークも追い風になっているから」

B社は無店舗販売の大手で、震災後に社会貢献の一環として東日本大震災に関するサイトを開設。「震災に関するよくあるご質問」に答える形で、自社が販売する空気清浄機が放射性物質を8~9割ほど低減させるというデータを示しているのだ。

詐欺師らはこのデータを悪用し、放射能に怯えるママたちに、「B社の空気清浄機とほぼ同じ性能なので放射性物質を90%カットできますよ」などと囁き、数年前の型落ちの空気清浄機を10万円で売りつけているというのだ。

●レポート/窪田順生(ノンフィクションライター)

※週刊ポスト2011年7月22・29日号

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