ペナントレースはいよいよ大詰めを迎えた。だが、優勝、CS争いよりヒートアップしているのが、オフを待たずして始まったストーブリーグ。内紛あり、急転直下の指揮官交代劇あり―。12球団それぞれの裏事情を、番記者たちが暴露しまくる【番記者座談会】。今回は、阪神・真弓監督についての話題だ。
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B記者:落合監督が退任したけど、彼と同年齢の阪神・真弓(明信)監督も危ない。坂井(信也)オーナーが続投を宣言したけど、あくまで「契約が残っているから」という後ろ向きな理由だからね。
C記者:真弓監督もそれがわかっているのか、余裕がない。
B記者:そうそう、例えば今年の誕生日(7月12日)のこと。報道陣から特大のケーキとプレゼントを贈ったんだ。巨人戦にあわせて「G」と書かれたケーキにかぶりついてもらう、っていう絵を期待していたんだけど、本人は食べるふりをするだけで「ありがとう」と言い残して去ってしまった。プレゼントは「iPad」を渡す予定だったのに(笑い)。CS進出を逃すと続投が白紙になりかねないから、頭の中はそれで一杯なんだろうね。
D記者:金本(知憲)を切ることが監督として最大の仕事だったわけだろ? 連続試合出場の記録には引導を渡したけど、金本が現役続行の意向を見せ始めたから、真弓監督も困っているようだ。
A記者:チーム内では、「城島(健司)はいるけど金本はいらん」というのがもっぱらの評判ですよ。追い上げの中で、捕手・藤井(彰人)の限界が見えてきた。金本をどう扱うかで、真弓監督の今後が決まりそうだ。
C記者:そこに梨田さんの去就が関与してくるんですね。阪神は後任に梨田監督を候補に挙げていたんですが、金本現役、真弓続投の目が出てきたので、Bクラス転落の責任を木戸(克彦)ヘッドコーチにとらせて辞めさせて、梨田ヘッドを後釜に据える。そして1年後の真弓勇退の後に監督昇格という筋書きを捻り出しそうなんです。
A記者:梨田、真弓は1953年生まれの同い年。しかも近鉄時代は梨田監督、真弓ヘッドと逆の立場だった。ベンチは殺伐としそうだね(笑い)。
※週刊ポスト2011年10月7日号