ライフ

腟カンジダ 再発率高く、半年間治療と再発を繰り返す人も

 我慢できないほどの外陰部のかゆみと、カッテージチーズのようなぽろぽろとしたおりもの。その症状から、性感染症かと勘違いしやすい腟カンジダだが、そのほとんどは、ストレスや疲れ、抗生物質の長期服用など。免疫力低下が原因だ。

 東峯婦人クリニックの松峯美貴さんがこう解説する。

「腟カンジダは“カンジダ菌”というカビから起こる病気です。そもそも腟内にはデーデルライン桿菌という善玉菌や、カンジダ菌が常在しており、ストレスや疲れ、抗生剤の長期服用などで体の免疫力が落ちると、善玉菌よりもカンジダ菌が優勢になって“悪さ”を始めてしまうのです」

 猛烈なかゆみにも関わらず、「恥ずかしい」などの理由でなかなか受診しない人も多いが、そのまま放置しているとお尻や太ももにまで症状が広がってしまったり、かき壊して皮膚が白くカサカサになってしまう場合があるという。治療をすればすぐに治るそうなので、症状を自覚したらすぐに診察を受けるのが肝心だ。

「また、腟カンジダは再発率が高いのも特徴です。治療と再発を繰り返して、半年間ずっと来院されていたかたもいるくらい。再発を繰り返すようなら、まずは生活習慣を見直して、規則正しい生活リズムを取り戻す心がけを。それでも再発してしまったら、いまは医療用と同じ抗真菌剤を配合した市販の再発治療薬もありますから、1週間程度使用するのもよい選択だと思います」(松峯さん)

※女性セブン2012年1月5・12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン