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2011.12.29 07:00  週刊ポスト

就活人気ランキング上位社への就職 将来は「死に場」と指摘

2011年12月1日から13年春卒業予定の大学生の就職活動が“解禁”となった。「就職氷河期」といわれて久しいが、いま学生は、どんな企業を目指すべきなのか。大前研一氏が解説する。

* * *
就職情報会社などが発表している人気企業ランキングは「入ってはいけない企業ランキング」だと心得るべきである。

人気企業ランキングは先行指標ではなく“遅行指標”だからである。実際、この30年を振り返ると、ランキングで上位に入った企業の大半は、すでに衰退している。

たとえば、私の早稲田大学理工学部応用化学科の同期生の多くは、当時人気のあった繊維産業や化学産業の企業に就職したが、それらはその後20年以内にことごとく「構造不況業種」になった。つまり、ランキング上位企業に入るということは、最初から死に場を求めているようなものなのだ。

したがって、いま就活中の大学生には、人気企業ランキングに登場していない企業、みんなが注目していない企業を調査・研究し、その中から自分の半生を賭けるに値する面白そうな企業や自分がトップになれそうな企業を探すことを奨めたい。

言い換えれば、有名企業に入るという希望を捨て、知名度はないが有望な原石がいくつかある会社に入って自分がピカピカに磨く、という考え方に転換すべきなのだ。

※週刊ポスト2012年1月1・6日号

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