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長友「インテルでのプレーはプレッシャー」と母に弱音吐いた

 イタリアの名門サッカーチーム、インテルのサイドバック、長友佑都選手(25才)。その母・りえさんが、女手ひとつで3人の子供を育てたエピソードをまとめた『心は、強くなる ~長友家式 人に愛される子どもに育てる 五感の方程式~』が、ワニブックスより発売された。りえさんは、長友家について、こう話す。

「確かにウチはみんな仲がいいです。それぞれが認め合っているからでしょうね。私が娘に意見されるときもありますし(笑)。この前、以前暮らしていた西条市(愛媛県)で私の講演会があって、娘が初めて聞きにきたんです。私はいつもの調子で、子供たちはみんな運動神経がよかったとか勉強ができたとか、親バカのような話をこの調子でしゃべっていたら、後で“そんなイケイケで話しちゃダメよ”っていわれて(苦笑)」

 さらにりえさんは、長友に関するこんなエピソードを教えてくれた。

「実は去年、東日本大震災のチャリティーマッチで佑都が日本に帰ってきたとき、“インテルでプレーするのは、すごいプレッシャー。想像していたより大変だよ”といったんです。泣き言を一切いわない子が、初めて弱音を吐いたのを見ました」

 子供のころからメンタルが強いはずの息子だった。が、試合の度に点数で選手個々を評価する欧州サッカーのなかにいて、プレッシャーに押しつぶされそうになっているような息子の本音に、一瞬、りえさんは戸惑ったという。

「でも私はいつも“大変なのね”とはいわないようにしているんです。そのときも“きっと突破口はあるはずだから、それを見いださないとね”と」

 長友はその母の言葉がきっかけで、心に余裕がないと無駄に走ったり不必要にパスを出したりするのだと改めてわかったという。

※女性セブン2012年3月15日号

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