ライフ

飼犬が他人の家の門柱におしっこをかけるのを止めさせる方法

 西川文二氏は、1957年生まれ。主宰するCan! Do! Pet Dog Schoolで科学的な理論に基づく犬のしつけを指導している。その西川氏が、「マーキングの悩み」について解説する。

 * * *
「犬はよそ様の家の門柱などにオシッコをかけたがりますが、やめさせる方法はあるのですか?」

 お答えしましょう! コレ、未去勢の雄がやりたがる。なんといいますか、ここらあたりはオイラにいろいろと権利があって、メスがいれば一応所有権を主張するし、獲物もこれまたオイラのものだかんね、って張り紙をしてまわっているようなもの。

 もちろん実際は張り紙ではなく、オシッコをかけることでそれを行なう。マーキングっていって、片足をあげて、高い位置にオシッコの匂いをつけようとするのが特徴。高いところに匂いがつけられれば、オイラでかいでしょ、強いかもよ、ってことが伝えられる。

 おっと、問題はどうするかでしたね、そのマーキングを門柱でさせないようにするには。 そうですな、まずは去勢をすること。去勢後はマーキングが確実に減る、っていうデータがある。次に、他人の家の門柱などからは離れて歩く。さらに、とにかくマーキングさせたくない場所では、匂いかぎにつきあわない。

 マーキングは他の犬の張り紙を見つけては、その上に自分の張り紙を張りつけていくようなもの。他の犬の張り紙は、匂いを手がかりに見つける。だから、匂いかぎにつきあわなければ、マーキングにはいたらない。匂いをかぎたがって引っ張っても、つきあわずに行ってしまう、ってことですよ。

 ただ、犬は匂いかぎが全くできないと、それはそれでストレスになる。排泄をさせて良いところを選んで、そこで匂いかぎは存分にさせる。一方でコレも行なう。以上が今回のお答え。さて、ご納得のほどは?

※週刊ポスト2012年6月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン