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酒飲むと明るくなる菊地直子 カップ麺のこだわり語ることも

 近所の居酒屋で、いつも男性は焼酎の水割りとロックを彼女に作ってあげていた。なにかあるごとに「千鶴子、千鶴子…」と名前を呼んで、近所では「奥さんにベタ惚れの旦那さん」として知られていた。

「櫻井千鶴子」と名乗っていた女性は、地下鉄サリン事件で殺人罪などで指名手配され、17年に及ぶ逃亡生活の末に逮捕された菊地直子容疑者(40才)。冒頭の男性は、犯人蔵匿容疑で逮捕された高橋寛人容疑者(41才)だった。2006年に出会って半年後には寛人容疑者からプロポーズされたが、すべてを打ち明けたうえで断ったという菊地容疑者。それからもなお、ふたりの愛の生活は続いた。

 プロポーズの後、菊地容疑者の“正体”を知った高橋寛人容疑者は、「神(じん)」という姓を名乗って東京・町田市内のアパートで同棲生活を始めた。当時は近所づきあいもあり、近隣住民と一緒に飲みに行くこともしばしばだったという。ふたりと一緒に飲んだことがあるという近所の住民がいう。

「千鶴子さん(菊地容疑者のこと)は普段は物静かなんですけど、お酒を飲むと明るくなりました。カップラーメンが大好物とかで、どのメーカーがおいしいとか、そんなことを面白おかしく話したり。いつもべったりと彼の隣にいて、ふたりはしっかり結ばれているようでした」

 彼女はいま警察の取り調べにこう供述しているという。

「寛人さんを愛するようになり、この生活を変えたくなかった」

※女性セブン2012年6月21日号

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