『ボケない道』を説く順天堂大学の白澤卓二教授は、介護を必要としていない元気な100歳を数多く診察し、長寿の要因を研究してきた。その結果、「百寿」を目指す上で最も重要なのは「食事」だと気づいた。何歳からでも遅くはない、今日から始められる、ボケないための食習慣を公開する。以下は【朝食編】だ。
【乳製品をとらないとボケる】
東京都老人総合研究所の調査結果によると、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を毎日とる人は、とらない人より要介護度が低かった。寝たきりになるケースの多くは、骨がもろくなって骨折したことが原因だ。1日に牛乳なら200cc、ヨーグルトなら80g程度とりたい。
【食卓に醤油を置いてはならない】
塩分は極力減らすべきで、行動療法として、食卓から醤油の小瓶を片づけるのが効果的である。一度席について食事を始めると、立って取りに行くのは面倒なので、自然に減らせるからだ。馴れたら、生卵や漬け物に醤油をかけないなど、徐々に広げていくとよい。
※週刊ポスト2012年7月20・27日号