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自宅25軒持つ世界的大富豪のアニキ「FBで仲間はできん」

 インドネシア・バリ島の住民で「アニキ」こと丸尾孝俊氏(46)を知らない人はいない。食うにも困るほど貧乏だったアニキは、日本からバリに渡り、不動産ディベロッパーとして成功し、「試算することができないほどの資産」を持つ、超ウルトラ大富豪になった。
 
 アニキはいかにして大金持ちになったのか? その秘訣を教えてもらった。

【フェイスブックやメールで仲間はできん】
 アニキのフェイスブックは大人気で、一声叫べばすぐに何百のメッセージが届く。だが、アニキは「フェイスブックやメールは、実は危険なんや」という。

「実際に会ったこともない相手が、相手を自分事のように大切にする心をもった『ホンマもんの仲間』であるはずがないんやて」

 フェイスブックやメールはあくまでも「人と出会うための、きっかけづくりのツール」。アニキにとって出会うというのは「出ていって会う」ことなのだ。

【ごっつい縁つなぎまくりや】

 人に出会ったら、次にすべきことは「ご縁つなぎ(紹介)」。それも自分の本業でないことで行なうことが、最終的には本業に一番結びつくのだという。

「『定年したらバリに住みたい』という人がいたら、相談にのってくれそうなバリ島の友達を紹介する。その時は、自分が保険屋だとしても保険の『ホ』の字も口に出さん。それでその人がうまくいったら、『そういえば君は保険の営業マンだったね』と向こうからいってきてくれたりするんや。いい病院の先生を紹介する、おいしい店の店長を紹介する。ボーボー『ご縁つなぎ』を継続することや」

 アニキはニッと笑うと、こうも付け加えた。

「ご縁をつなぐことに目を向けると、人生がバコーンと変わるんやて。出世するヤツ、大成功するヤツは、必ずこれをボーボーしておるヤツなんやて」

※週刊ポスト2012年7月20・27日号

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