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昨年死去の立川談志本人がその生涯を綴った最後の書き下ろし

【書籍紹介】『立川談志自伝 狂気ありて』 (立川談志/亜紀書房/2205円)

 昨年亡くなった著者が、2009年からおよそ1年をかけて、幼少時や戦中の記憶、16歳での入門後から国会議員時代を含めた様々な活動のほか、世界各地での出来事などその生涯を、独特の文章で記した最後の書き下ろし。〈いつ死んでもいい。けど死にたくもない。“パパ死なないでネ”と娘の弓子、“いつ死んでも大丈夫よ”と女房〉と晩年の闘病時の揺れる気持ちも記される。貴重な写真のほか、巻末には31ページにも及ぶ詳細な年表も。

※週刊ポスト2012年9月7日号

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